...」酒井も珍らしく威儀を正して...
泉鏡花 「婦系図」
...彼は威儀を正して一通りの挨拶をすませると...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...威儀を正してお諭しになられました...
太宰治 「右大臣実朝」
...威儀を正して公式の訪問に来たのです...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...椅子(いす)の上にきちんと威儀を正して...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...威儀を正してなけりゃいけない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何んと麻裃(あさがみしも)に威儀を正して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...威儀を正して控へた態度は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...政府の高官らしい人たちが威儀を正して整列していた...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...袖を払って威儀を正して申しました...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...我が家は「庵室(チェンバーズ)」と名乗り威儀を正しているのだが...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...昔からの支那の椅子は威儀を正して見せるためであって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...堂々と威儀を正して入陣の式を行うのに堪えられなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...当の安藤久七が羽織袴に威儀を正して...
矢田津世子 「女心拾遺」
...家々の主人は威儀を正して歓待するのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...文展の審査などにも必ず五つ紋の羽織袴に威儀を正して列席したものだ...
山本笑月 「明治世相百話」
...お召しに依って罷出(まかりい)でました正木で……生憎(あいにく)名刺を持ちませんが……」警部と予審判事は一層威儀を正して礼を返した...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...威儀を正して双肌(もろはだ)を寛(くつろ)げた...
夢野久作 「名君忠之」
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