...威しつけたりした...
犬田卯 「橋の上」
...それはどんな強い敵をも威しつけるのに充分な武器であった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...困って村の人を威して...
田中貢太郎 「放生津物語」
...大股に鋭槍ふるひ敵の將ヘレノスめがけ威しよる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...威張ったコケ威しはもはやきかなくなって来た...
中井正一 「聴衆0の講演会」
...かの丸天井のロマネスクの教会風な威厳のコケ威しは...
中井正一 「図書館協会六十周年に寄せて」
...短氣なおやぢを威したり賺したりいひくるめるのは村でも此の四つ又一人なのである...
長塚節 「芋掘り」
...威しに猟銃をつきつけたのがあんな結果になったとか...
久生十蘭 「虹の橋」
...そうだとすれば「自」というマークは持ち主の身上を街上にさらして或る意味では示威しているような結果にもなり...
宮本百合子 「新しい美をつくる心」
...佐田は児童との初歩的な階級性を帯びた質問応答によって彼の発見しつつある新しい教育法を示威しようとしたことから...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...あれは今騒ぎ立った人民を威しているのだが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...悪魔らしく威して...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...他人の叱責に対してもただ自分の欲するだけの権威しか与えないのだから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...途中で威しだと気づいたが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...威しの役にしか立たない腕である...
山本周五郎 「竹柏記」
...伊兵衛には威しということはわかるが...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...巴里人を少なからず脅威してゐたが...
吉江喬松 「山岳美觀」
...拳(こぶし)をかためたりして示威していた手下たちは...
吉川英治 「親鸞」
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