...それは「姨(をば)捨てん湯婆(たんぽ)に燗(かん)せ星月夜」と「黒塚(くろづか)や局女(つぼねをんな)のわく火鉢」との二句である...
芥川龍之介 「点心」
...其処までゆく畑道から南の方の姨捨山を観る景色の美しいのにも心が惹かれた...
岩本素白 「野の墓」
...此の野から姨捨を眺めるのであつた...
岩本素白 「野の墓」
...墓は南を向いて遠く姨捨山を眺めて居るが...
岩本素白 「野の墓」
...その姨(みをば)玉依毘賣の命に娶ひて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...その姨(みをば)の御衣(みそ)御裳(みも)を服(け)して...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...「姨(おば)さん...
田中貢太郎 「女の怪異」
...「姨(おば)さん...
田中貢太郎 「女の怪異」
...」しかし姨の家からは欠かさずに物を送って来た...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「珊瑚」
...」姨はいった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「珊瑚」
...」姨はそれをやっとなだめた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「珊瑚」
...さうやつて半日近く姨捨山のほとりを歩いてから...
堀辰雄 「姨捨記」
...八十八羽の鴉は八十八人の姨の怨霊である...
正岡子規 「犬」
...今より姨捨てに行かなんとて湯婆(たんぽ)を暖めよと命ずるなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...誰も知つた信州姨捨山(をばすてやま)の話の外に伊豆にも棄老傳説があると云ふのは(郷土研究三の二四三)棄てられた老人には氣の毒だが...
南方熊楠 「棄老傳説に就て」
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柳田國男 「日本の伝説」
...ここにはただざっと姨捨山(おばすてやま)とよく似た話が...
柳田国男 「母の手毬歌」
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吉川英治 「新・水滸伝」
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