...あの人は委細構わず口を開けば嫌味なことばかり言う...
...忙しいとはいえ、仕事を委細構わず他人に押し付けるのは良くない...
...彼女は自分の意見を委細構わず主張するタイプだ...
...このプロジェクトは時間も予算も限られているので、無駄を省いて、委細構わず効率的に進める必要がある...
...あの店は料理の味は悪くはないが、委細構わず値段が高すぎると評判だ...
...農夫の口から委細を聞いた教師は...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...五分カ十分デ直グニ済ムンダ」委細構ワズ予ガ出掛ケルノデ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...まづは御笑草(おわらいぐさ)まで委細如レ件(くだんのごとし)月 日彩牋堂(さいせんどう)旧主金阜(きんぷ)先生雨はやっと霽(は)れた...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...万七はしかし委細構わず続けました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どんなところへも忍び込むのは?」平次は委細構はず首を捻つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...前夜走るように書院に入ってきて褥(しとね)につくと、甲斐守は手焙(てあぶり)にもよらず、いきなり、「委細は、すでに、組頭、柚木伊之助(ゆのきいのすけ)から聞きおよんだであろうが、なんとしても、このたびのことは、容易ならぬ仕儀」と、一口に言うと、端正な面をあげて見すえるように相手の顔を眺める...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...委細後便(こうびん)...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...委細を語り何とか決断のしようがないかと尋ねた...
南方熊楠 「十二支考」
...委細御教示奉願上候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それ等の委細は「工芸」第五十九号に報告され...
柳宗悦 「和紙十年」
...委細承知致しましたと受け合って...
夢野久作 「白髪小僧」
...委細はそのうち...
吉川英治 「江戸三国志」
...委細は伺うておりました...
吉川英治 「私本太平記」
...それをつかんで、密室の協議も数時間の後、何濤は疲れた顔にもぼっと赤い血色をたたえて、「いよいよ、この捕物陣は、えらい大ごとになッちまったよ」と、ひと口、がぶと茶を飲みながら、手下(てか)の目明しどもに、委細をはなした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...委細のいきさつは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...委細(いさい)は後で話す...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...幕府へ委細の復命をたのみたいといった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...委細はあとで分ります...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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