例文・使い方一覧でみる「委」の意味
スポンサーリンク...余程いろんなことが分ったろう？ Ｓがいればもっと委しくいろんなことがわかったのだろうけれど... 
伊藤野枝 「転機」
...心なき人々の踏みにじるに委されていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ソウイウ彼ニ委嘱スルハ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...これに就いては少し委しく話さなければなりませんが...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...それは午後の委員会のときにゆっくり考えてみようと云った...
寺田寅彦 「レーリー卿（Lord Rayleigh）」
...之に關する委細は此文の正面の目的でないから省略する...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...諸外國では傷病兵慰問、結核絶滅、缺食兒童等のためにまで、隨時發行せられて好成績をあげてゐる）を我國に應用して、まづ癩病根絶費に充てることに思ひつき、それ以來、大熱心にその研究をした末、父の友内ヶ崎代議士を煩はして、一昨年慈善切手發行の建議案を、第六十四帝國議會に提出して頂き、遂に三月二十五日の委員會では、滿場一致これを可決し、牧野政府委員は、『まことに結構な提案でありまして、我國でも、なるべく早く具體化するやう努力したい云々』と言はれたとの速記録を、死の半年前病床で得たときの、踊り上らんばかりの喜び――そのときの愛兒の姿が、忽ち眼前に浮び、またそれに續いて、常々彼が此問題について言つた言葉が、切れ／″＼に私の心にひびく...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...神聖な委託物として自分のうちに納め...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なお委（くわ）しくいいますと聖人といえば孔子...
夏目漱石 「教育と文芸」
...息子を学童疎開に出して一人きりになつている康子に委ねる...
原民喜 「壊滅の序曲」
...親方にお委せいたします」「金さんは...
火野葦平 「花と龍」
...かくて委員諸氏は大宝律令...
穂積陳重 「法窓夜話」
...一生を委ねようとしてゐる自分自身が...
堀辰雄 「おもかげ」
...何故ならば私が終生植物の研究に身を委ねることの出来たのは何といっても...
牧野富太郎 「植物記」
...コドモ委員の吉住（よしずみ）君が叫びました...
槇本楠郎 「仔猫の裁判」
...残りのものは自ら乏しい牧草を勝手に食うに委せる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...原因は是かららしいということは白人の調査委員も認めている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「命令委託」や「指令」に服し...
矢部貞治 「政治学入門」
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