...『自分の事は自分で何とでも始末するがいゝ...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...自分で困る事は自分で始末するより他はない...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...地震と云ふ大事件が起つたのに之を始末する内閣が二度も三度も変ると云ふ事は...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...」と前の大統領は不得手の外交問題でも始末するやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...それから奴らをどう始末するんですね...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...私は容易に彼を始末することが出来た...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...ちょうどこれらの連中を始末するためにここへ下りて来たようなことになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分で始末するに相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...屍体投棄から屍体保存へ我国で古く屍体を始末することはハフル(葬)と云うていたが...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...五千両の御用金を始末するのも近いうちでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人に知らせずにそっと始末するのはむずかしいでしょう」ガラッ八は躍起となって抗弁しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これを音も立てずに始末するためには...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どう始末するつもりなんですか...
北條民雄 「精神のへど」
...殺した人間をこんなふうに始末することはないよ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...咄嗟にそうしたのはもちろん手紙を始末するためだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...八分目ほど出来たあの工事をどう始末するかが...
本庄陸男 「石狩川」
...他人の世話をやかせて自分の気分を始末するということも変に思われますが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いっさい取卸して始末することらしい...
柳田国男 「年中行事覚書」
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