...今日でも徒に厚顔年を偸(ぬす)む老人輩をばなんとか始末する必要もあろう...
大隈重信 「青年の元気で奮闘する我輩の一日」
...この病毒を何(ど)う始末するかが...
薄田泣菫 「茶話」
...私は容易に彼を始末することが出来た...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...秘密に始末する道はないものかと考えたほどである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...自分で仕出来したことは自分で始末するのが当然だ...
豊島与志雄 「白日夢」
...掌の虱を始末することにした...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...御墨附を始末する暇(ひま)はなかつた筈だ」相澤半之丞...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...紙入の物を始末する時は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一と月も知れないように始末するのはむずかしいぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...重い掛矢は始末する隙がなかつた」「――」八五郎は肩を竦(すく)めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これを音も立てずに始末するためには...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...また社会の群集を始末するには政府なかるべからざるが故に...
福沢諭吉 「日本男子論」
...殺した人間をこんなふうに始末することはないよ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...安全に始末するには焼却しなければならないだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...この一人を始末するまでは...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...始末するなら早いほうがよい...
山本周五郎 「契りきぬ」
...適当に始末する者がいないと...
山本周五郎 「山彦乙女」
...女房の不始末は亭主のおれが始末する...
吉川英治 「新・水滸伝」
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