...自分で困る事は自分で始末するより他はない...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...おれが始末する」「始末出来るわけがないじゃないか...
梅崎春生 「狂い凧」
...あの恐るべき金博士を始末することが出来たかと...
海野十三 「大使館の始末機関」
...その点は後から始末するとして...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...屍体投棄から屍体保存へ我国で古く屍体を始末することはハフル(葬)と云うていたが...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...御墨附を始末する暇(ひま)はなかつた筈だ」相澤半之丞...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五千両の御用金を始末するのも近いうちでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...死骸が刃物を始末するわけはないでしょう」「至極道理だね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どう始末するつもりなんですか...
北條民雄 「精神のへど」
...その気味悪い荷物を始末する...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...殺した人間をこんなふうに始末することはないよ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...安全に始末するには焼却しなければならないだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...いかにしてその血だらけの着衣を始末するか...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...遺骸(いがい)として始末するために人が髪を直した時に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また故人も遺骸を始末するのが世の常の営みなのであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...きみたちが残してゆく物を始末することができるのだ」...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...同じように始末するのみならず...
柳田国男 「年中行事覚書」
...女房の不始末は亭主のおれが始末する...
吉川英治 「新・水滸伝」
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