例文・使い方一覧でみる「始」の意味


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...めのうちはその声はやや低かったが...   始めのうちはその声はやや低かったがの読み方
モオパッサン 秋田滋訳 「墓」

...冷やかに流れめたのである...   冷やかに流れ始めたのであるの読み方
芥川龍之介 「影」

...平家の亡霊の前で秘曲を弾ずる琵琶法師の話をめとしまして...   平家の亡霊の前で秘曲を弾ずる琵琶法師の話を始めとしましての読み方
稲垣巖 「父八雲を語る」

...電車をそのまま調室(しらべしつ)にして取調べがまった...   電車をそのまま調室にして取調べが始まったの読み方
海野十三 「省線電車の射撃手」

...写生をめてから恰(ちやう)ど三十日ばかり経つてゐる頃だつた...   写生を始めてから恰ど三十日ばかり経つてゐる頃だつたの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...縁側におろされた子猫をいきなり嘗(な)めめる...   縁側におろされた子猫をいきなり嘗め始めるの読み方
寺田寅彦 「柿の種」

...一同も再び飲み食いをめる...   一同も再び飲み食いを始めるの読み方
豊島与志雄 「囚われ人」

...めて四(よ)つ角(かど)の隅(すみ)に立った...   始めて四つ角の隅に立ったの読み方
夏目漱石 「行人」

...明治のめごろの話だぜ...   明治の始めごろの話だぜの読み方
夏目漱石 「僕の昔」

...寺男の彌十は庭の草を(むし)りめた時分でした...   寺男の彌十は庭の草をり始めた時分でしたの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...一と月も知れないやうに末するのはむづかしいぜ...   一と月も知れないやうに始末するのはむづかしいぜの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...八時半に行ったがまりさうもない...   八時半に行ったが始まりさうもないの読み方
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」

...いかにしてその血だらけの着衣を末するか...   いかにしてその血だらけの着衣を始末するかの読み方
牧逸馬 「女肉を料理する男」

...勘定に入れていた長州も因州も別に軍をめはしねえと言うじゃありませんか? 天下のことばかりで好い気持になっている時じゃあるめえと思うんだが...   勘定に入れていた長州も因州も別に軍を始めはしねえと言うじゃありませんか? 天下のことばかりで好い気持になっている時じゃあるめえと思うんだがの読み方
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」

...陸奥守(むつのかみ)綱宗の逼塞からまり...   陸奥守綱宗の逼塞から始まりの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...そのうちに未亡人の身体(からだ)が眼に見えてブルブルと震えめた...   そのうちに未亡人の身体が眼に見えてブルブルと震え始めたの読み方
夢野久作 「あやかしの鼓」

...いや、夫婦のほかに、泊り合せていた草心尼と覚一の母子も、終の声を、水を浴びたような面で聞いていた...   いや、夫婦のほかに、泊り合せていた草心尼と覚一の母子も、始終の声を、水を浴びたような面で聞いていたの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...何事か由々しい準備がめられていることだけは...   何事か由々しい準備が始められていることだけはの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

「始」の読みかた

「始」の書き方・書き順

いろんなフォントで「始」

「始」の英語の意味

「始なんとか」といえば?   「なんとか始」の一覧  


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