...そのおじいさんの姉の倅の嫁の里の分家の次男の里でも...
芥川龍之介 「水の三日」
...小さいながら病院を開いてゐる姉婿とがあつた...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...私の姉様なぞよりずっと私のほうを可愛がって下さいまして...
太宰治 「葉」
...本家の姉のこの衣裳がまだ上本町の蔵に置いてあることを思い出して...
谷崎潤一郎 「細雪」
...思いがけなくも姉から次のような手紙が届いた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...姉が九つで、妹が八である...
田山録弥 「初冬の記事」
...姉は十六銭の日給を貰うために...
徳永直 「戦争雑記」
...姉の馬鹿げた結婚以來...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...姉娘の清子と銭湯に行き...
林芙美子 「新版 放浪記」
...そこへ姉娘から突然「数日前上京いたしました...
松崎天民 「友人一家の死」
...従姉のひとというのがいるそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...姉さんを掴まへさうな気がするんだ...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...――姉さん、浜の方は凄いぜ...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...此年棠軒四十、妻柏三十九、子徳十五、三郎四つ、女長二十、良十八(以上福山)、磐二十五、弟平三郎十三、姉国三十、妹安二十二、柏軒の継室春四十九(以上東京)であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大事な大事な姉を犠牲にして企てた事業の成績品を披(ひら)いて見ながら...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...お姉さんお姉さんと呼ばれて暮すことが出来さえすれば妾はモウ死んでも構わない...
夢野久作 「二重心臓」
...中軸(ちゅうじく)の市川姉蔵(あねぞう)...
吉川英治 「江戸三国志」
...が他ならぬお通の方の姉でもあり...
吉川英治 「剣難女難」
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