...しかし幼児(ようじ)の保姆(ほぼ)などにはよく女性(じょせい)の人霊(じんれい)が使(つか)われるようで……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...こは皆保姆(うば)が教へつるなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...(保姆は左手の室に入る...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...保姆は人慣れた様子で二人に挨拶し...
海野十三 「蠅男」
...「あれを呼んでこい」保姆は公主を連れて入ってきた...
田中貢太郎 「荷花公主」
...皆保姆(ばあや)をつけられるのです...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...直に父母から離して保姆の手で親切に育てゝ居る...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...こうした保姆のような道義的で涙のこもった待遇にも拘らず...
戸坂潤 「社会時評」
...つまり、女は自己の自然性に反して、同時に妊婦とも、保姆とも、情婦ともなるのです...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...それかと思うと、また時には、自分や家内の誰彼の病気もなおさなければならず、時には家庭教師や、復習の相手や、保姆や、そういうものの心配もしなければなりません...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...保姆(ほぼ)たちがここでおしゃべりをする...
久生十蘭 「キャラコさん」
...渋皮(しぶかわ)の剥(む)けた保姆が面倒を見ていた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...保姆(ばあや)の一時の不機嫌等は大して氣にならなかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...お保姆(うば)さんとがいらしたのでございます...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...保姆(ばあや)さんのことを...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「あの保姆(ばあや)は外國人でございます...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...適当な保姆は傭うことが出来ず...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...すこし有りふれては産婆、看護婦、保姆、タイピスト、女事務員、女店員、見張女、マッサージ師、美容術師、女車掌や運転士、交換嬢、モデル女、女優一切...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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