...茲(ここ)に微妙なる心情の変化は...
石川啄木 「閑天地」
......
伊藤左千夫 「紅葉」
...彼等は、巧妙なる組織と、豊富なる情報と、莫大(ばくだい)なる資金と、しかもあくまで優秀なる頭脳と知識とを擁(よう)して立っているのですから、これは容易なことではうち破れません...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...あれを見ても他にも巧妙なる工芸があったに相違ない...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...霊妙なる人間の頭というものは...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...(妙なる音を發せしめる)6.彼の記憶は...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...美妙なる花鳥風月の天地を描くのも...
高浜虚子 「俳句への道」
...「ここにその微妙なる意味あり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...蒟蒻本(こんにゃくぼん)の軽妙なる写実的小品は漸く順序立ちたる人情本に変ぜんとするの時なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...凡そ微妙なる感能の極度を動す舞踏(バレー)の曲につれ...
永井荷風 「舞姫」
...この妙見の社を市場として一種の奇妙なる物々交換を行う...
中里介山 「大菩薩峠」
...二十世紀の会話は巧妙なる一種の芸術である...
夏目漱石 「虞美人草」
...薔薇の袂(たもと)にそよかぜが妙なる楽を奏でるとき...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...妙なるピアノの音に伴れて朗らかな合唱の声が...
牧野信一 「舞踏学校見物」
...その微妙なる接吻...
室生犀星 「愛の詩集」
...然れども渠(きよ)ありて始めて水の通ずるが如く思想を顕はすべき形式なき間は到底精細美妙なる審美的の観念は其発達を自由にする能はざるなり...
山路愛山 「明治文学史」
...シャンパーニュ州の妙なる美酒にいいかげん酩酊した...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
...その手腕の自由巧妙なるにかかわらず...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
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