...妙な絵をかいた旗が竹竿からゆらゆらしていた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...」青扇は神妙にそう言って...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...障子というものがまた存外巧妙な発明である...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...妙なことを考えたんだね...
徳田秋声 「あらくれ」
...ぺらぺら妙なことを喋っている庄吉に...
直木三十五 「南国太平記」
...あの音は寒磬寺(かんけいじ)の鉦(かね)に似ている」「妙に気に掛るんだね...
夏目漱石 「二百十日」
...妙な物音がしたつ切り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...打ち砕いた瀬戸物の破片(かけら)は手に入ったか」平次は妙なことを訊きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのジジの顏の上にある青い痣などを次から次へと目に浮べながら……ジゴマ鳩!そんな奇妙な言葉が...
堀辰雄 「羽ばたき」
...妙に荒あらしい快さが彼をこすった...
堀辰雄 「ルウベンスの偽画」
...奇妙な目つきは何かありそうだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...奇妙ねえ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(二人の男の子を連れて急ぎ足に戸口から出て行く)蔦 さ、お妙さん、奥へ行って休みましょうね...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...「天寿国曼荼羅」に倣って後世仏像経巻等を繍することが行われ技のほうも次第に巧妙となったということは想像に難くないが...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...一同は妙に静になってしまった...
横光利一 「旅愁」
...枕木嬢とその許婚の伯爵との間に挟まれた由吉の軽妙な態度とか...
横光利一 「旅愁」
...二人の耳へ妙に残った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...濱名湖が見え出すと妙に氣がせいて...
若山牧水 「梅雨紀行」
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