...忙しい最中の紙鳶店は、奇妙な、そして新奇なものである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そのままお妙は俯向(うつむ)いて...
泉鏡花 「婦系図」
...その顋(あご)に絡まる※(ひげ)は実にすこぶる珍妙なもので見られたざまじゃないと思った...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...文壇の寿命が如何に短かいにしても美妙の人気は余りに飽気(あっけ)なくて線香花火のようであった...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...妙な結論になります」「本当ですか」恒川氏はびっくりして叫んだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...寧(むし)ろ妙子の方に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それは彼女が妙子の紹介で病人の両親や...
谷崎潤一郎 「細雪」
...前に挙げた貧しい盲人の弟子のような残酷(ざんこく)な目に遭(あ)った者は一人や二人ではなかったというまた利太郎ほど厚かましくはないにしても佐助を嫉妬していた者は何人もあったという佐助が一種奇妙な位置にある「手曳き」であったことは長い間には隠(かく)し切れず門弟中に知れ渡っていたから...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...その顔がまたよほど妙なものであった...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...自分はこの花について妙な連想がある...
寺田寅彦 「病室の花」
...スカパン(訳者注 モリエールの戯曲「スカパンの欺罔」中の人物にて巧妙快活なる欺罔者の典型)の作り鼻がある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...三絃にも妙を得て...
中里介山 「大菩薩峠」
...妙に心淋しい日でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今この霧の町を妙な馬車で通っていることさえ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...吉里の心に妙にはかなく情なく感じて...
広津柳浪 「今戸心中」
...近頃の若い女性が妙ないたずらをするのは……」「ですが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...お妙 宍戸の松平の殿様が水戸様の御目代(もくだい)で湊の方へお乗出しだといいます...
三好十郎 「斬られの仙太」
...父は怖かったが、怖かった父とか先生というものは又、妙に、後ではなつかしく、そして、有難かったりするものである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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