...このジョージ陛下さえも妙に変っていた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...妙にこの事件と一致する曲芸がある...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...われ三度目にて妙義山に遊び...
大町桂月 「赤城山」
...ところが妙なことには...
薄田泣菫 「器用な言葉の洒落」
...不思議なことにはこの辺から潮流はまことに奇妙な迷走形を取ってきたのであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...とがった急な屋根、奇妙な小塔、大きな白い時計面、小さな円柱の並んでる各階、無数のガラス窓、人の足ですりへってる階段、左右二つの迫持(せりもち)、そういうものをつけてそこに、グレーヴの広場と同平面に控えている...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...持って行った毛――あの妙月庵の床下で拾った毛と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...下女代りに働いて居まさア――姉のお妙は二十五と言つても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なにか微妙な前兆をかぎつけたのである...
久生十蘭 「金狼」
...大佐は神妙に聞いていたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...あご顔のハロルドが奇妙な姿で...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...独特の妙味に感慨はなはだ深きものがなくてはならぬ...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...支那人は松脂を長寿不死の妙剤とするところから...
南方熊楠 「十二支考」
...(お妙等一同、ゾロゾロ花道へ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...お妙さんのことだけを聞いて...
三好十郎 「斬られの仙太」
...」矢代は不意に虚を突かれた形で妙に胸が高鳴りをつづけた...
横光利一 「旅愁」
...なか/\さう簡單に言ひのけられない複雜な微妙さをこの山の持つてゐるのを感ぜずにはゐられなくなつてゐる...
若山牧水 「樹木とその葉」
...涅槃妙心とは三乗十二分教である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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