...彼女は妖気を感じさせる美しさを持っている...
...妖気が立ち込める古い屋敷に入るのは怖い...
...妖気が漂う場所は避けたほうがいい...
...妖気には敏感な人もいるので、気をつけたほうがいい...
...彼の体から妖気が漏れているように感じた...
...冬心のはさう云ふ妖気(えうき)はない...
芥川龍之介 「支那の画」
...この音楽は確かに非常に妖気を帯びていて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...浮彫で浴衣(ゆかた)が釘に掛ってブラ下っていてそれが一種の妖気(ようき)を帯びているという鏡花の小説みたいなものを拵えたつもりで喜んでいた...
高村光太郎 「回想録」
...その内面の激情が妖気を帯びて物凄いばかりに感じられた...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...例えば坊さんが月を見上げて感慨に耽(ふけ)っているところや女の浴衣(ゆかた)が釘にぶら下っておるという妖気(ようき)の漂う鏡花式みたようなものを無闇に作ったが...
高村光太郎 「美術学校時代」
...妖気狭霧(さぎり)のごとくに立ち罩(こ)めて...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...マダム・ブランシュの神巫(シビル)のような妖気(ようき)などもこの映画の色彩を多様にはしている...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...何か妖気(ようき)の漂っているような部屋を...
徳田秋声 「仮装人物」
...忽ちその妖気に撃たれて...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...平家蟹より品がなくて妖気を帯びてるのは蜘蛛(くも)の精でもあろうか...
中勘助 「胆石」
...あの妖気をおびた藍色の蟇のやうな詩想や...
萩原朔太郎 「名前の話」
...私の祖父が山霊の妖気に魂を奪はれて...
牧野信一 「剥製」
...妖気を醸して見へた...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...私はだんだんに一種の妖気を感じてきた...
正岡容 「我が圓朝研究」
...……まったく……魔物らしい妖気が...
夢野久作 「難船小僧」
...その素晴らしい度胸と妖気に呑まれて恍惚(こうこつ)となってしまったらしい...
夢野久作 「女坑主」
...何よりも先にそのモノスゴイ大きさの中から感ぜられる底知れぬ妖気に驚かされた...
夢野久作 「実さんの精神分析」
...湿(しめ)っぽい妖気(ようき)を漂わせ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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