...「本朝(ほんちょう)姑妄聴(こもうちょう)」(著者不明)等によれば...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...その妄執(もうしゅう)を晴しました...
泉鏡花 「悪獣篇」
...「妄言(ぼうげん)多謝だ...
太宰治 「正義と微笑」
...こんな妄念(もうねん)は叩(たた)きださなくちゃいけないわ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
... 265妄人即ち身をかがめ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...これが妄作と云つてよいものであると言つてゐる...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...認識上に肯定されない虚妄(きょもう)である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...その故にまた虚妄であるといふことは...
萩原朔太郎 「夢」
...タンプルから脱出したというのは結局のところ虚妄の説で...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...ローマ宗教の妄誕を疑いて教法に一面目を改めたる者はマルチン・ルーザなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...己れの菲薄性を宿命的に踏みつけるやうな妄想に駆られて...
牧野信一 「蔭ひなた」
...」「虚妄と現実の境界線を見失つてまるで化物のやうな歩き振りをしてゐるぢやないか...
牧野信一 「変装綺譚」
...妄(むやみ)と氣が滅入(めい)るのであツた...
三島霜川 「青い顏」
...彼(か)の安井息軒(やすいそっけん)の『弁妄(べんもう)』などと全く趣を殊(こと)にした書を著(あらわ)したかも知れない...
森鴎外 「渋江抽斎」
...などという妄想(もうそう)がそれをあらわしているように思う...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...狂妄(しれもの)だったのですから……...
夢野久作 「瓶詰地獄」
...迷妄(めいもう)にとらわれて降らず...
吉川英治 「三国志」
...独り自己の迷妄と暗愚を羞(は)じるしかなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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