...三二 不レ起二妄念一是敬...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...他(ほか)の一切(さい)の雑念(ぞうねん)妄想(もうそう)を払(はら)いのける工夫(くふう)なのであるが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...妄(みだり)に口にあぐべからず」〕を破った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...しかしながらその迷妄の中に...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...虚偽迷妄な説といい...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...素人の妄言として寛容を祈る...
寺田寅彦 「二科会その他」
...早発性痴呆症と妄想狂との関係として理解される...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...いろいろの妄念に煩(わずら)わされるが――南玉...
直木三十五 「南国太平記」
...煩悩具足(ぼんのうぐそく)の凡夫の身がどうして妄念を止めることが出来ましょう...
中里介山 「法然行伝」
...潔(いさぎ)よからぬ粘(ねば)り強い香(か)が妄(みだ)りに残った...
夏目漱石 「思い出す事など」
...連日荒妄し、懶惰最も極めたり...
萩原朔太郎 「氷島」
...譫妄(せんもう)状態に近いようなようすになり...
久生十蘭 「キャラコさん」
...妄(みだ)りに疑う可らず妄りに信ず可らず...
福沢諭吉 「新女大学」
...妄想と現実との中間に座って蠢めく私は...
松永延造 「職工と微笑」
...妄執(もうしゅう)は晴れやるまい...
吉川英治 「私本太平記」
...妄(ミダ)リニ生滅ヲ見テ惑(ワク)ス――語の余韻(よいん)がお胸の底に重たく沈む...
吉川英治 「私本太平記」
...街衢(がいく)にて妄りに罪禍を説き...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...「私のプランを夢想とし私の企図を妄想とした有力な人々の意見に対抗して私が主張したことを...
和辻哲郎 「鎖国」
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