...〔譯〕妄念(ばうねん)を起さゞるは是れ敬(けい)なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...芭蕉は妄(みだり)に街頭の売卜(ばいぼく)先生を真似る人ではない...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...四十を越しての被恋妄想など...
石川欣一 「可愛い山」
...私が日本人はスウェア(神名を妄用)しないということを書いたその記述は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...妄(みだ)りに他(た)から侵(おか)されてはならぬ...
伊東忠太 「國語尊重」
...今夜も寝苦しかつた、やつと寝つけば、奇々怪々の悪夢に襲はれた、莫妄想々々々、一切放下々々々々...
種田山頭火 「其中日記」
...そうした淫蕩な妄想を振落したいものと思って...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...煩悩具足(ぼんのうぐそく)の凡夫の身がどうして妄念を止めることが出来ましょう...
中里介山 「法然行伝」
...私を襲つたのだらう? 何といふ嬉しい狂氣(きやうき)になつたのだらう?」「妄想でも――狂氣でもありません...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...面白くないに決つてるさ!あゝいふ自分の妄想は...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...いつかのやうに怪しく自分の存在を疑ふやうな妄想に走つたりした...
牧野信一 「鏡地獄」
...妄言多罪、頓首々々...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...墓に埋めしめた妄執で...
南方熊楠 「十二支考」
...蘇張の弁でその妄を説いたって容易に利く事でなかろう...
南方熊楠 「十二支考」
...大臣になる運動費でも出そうと言ったことだけはあまりな妄想(もうそう)であるとおかしかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...妄想かも知れませぬけれども...
森鴎外 「假名遣意見」
...まだ車中の妄想に動かされているのは...
横光利一 「旅愁」
...彼は小右京と藤夜叉との肌を妄想の中でくらべていた...
吉川英治 「私本太平記」
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