...阿蘇津妃命(あそつひめのみこと)は正四位下(しようしいげ)に進(すゝ)められたが如(ごと)きである...
今村明恒 「火山の話」
...画題は〈楊貴妃〉それもあの湯上りの美しい肌を柔らかな羅(うすもの)に包んで勾欄(てすり)に凭れながら夢殿の花園を望んで見ると言った構図で...
上村松園 「芙蓉の花にも似た美しい楊貴妃を」
...車には秦の王妃が乗っていた...
田中貢太郎 「黄金の枕」
...王宮の王妃のようにも見えるのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...仙妃らを海に返し自らオリュンポスに上る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...外相は桃紅色(とうこうしよく)の洋服を召したまへる妃殿下を扶(たす)けて...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...たまに革命政府の許可を得て王妃に会見を求める者があると...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...妃はきっと我々の側に付きます」グレシャム卿が言われた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...ただ欧州新聞にすっぱ抜かれなければよろしいですが……」ナタリー妃が意味ありげに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...妃の合爾合(カルカ)姫を...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...末弟の妃は一向知ずに來たのを王と次弟が捕へて人柱に立てた...
南方熊楠 「人柱の話」
...マルグリット両王妃の信頼と依頼をうける資格は十分にあったと思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お妃(きさき)さまが子どもたちのためにおいのりをすませますと...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「十二人兄弟」
...お妃さまにたずねてみました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「十二人兄弟」
...お妃(きさき)さまは心もおもく...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「十二人兄弟」
...ふたりの公卿と三名の妃は...
吉川英治 「私本太平記」
...また廉子の目もなんとなくほかの寵妃(ちょうひ)を見るのとちがい...
吉川英治 「私本太平記」
...黄金の椅子に坐した代々のインカの王と正妃とが...
和辻哲郎 「鎖国」
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