...有力な后妃の生んだ皇子が次に帝位に昇るべき方として豫想されたのである...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...雄略天皇〕〔后妃と皇子女〕大長谷の若建(わかたけ)の命一...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...王妃だって淋(さび)しがるでしょう...
太宰治 「新ハムレット」
...あたしのからだ一めんに、すみませんという文字が青いインキで隙間(すきま)も無く書き詰められているような気がしているのですけれど、なぜだか、王妃さまに、すみませんと申し上げる事が出来ないのです...
太宰治 「新ハムレット」
...わしは、まあ、平気ですが、王妃は、やはり女ですから、ずいぶん此の噂には気を病んで、このごろは夜もよく眠っていない様子であります...
太宰治 「新ハムレット」
...王さまだって、王妃さまだって、とってもハムレットさまを愛していらっしゃるのに、どうして、おわかりにならないのでしょう...
太宰治 「新ハムレット」
...めでたく耶輸陀羅姫をお妃にお迎えなさったとかいう事も聞いている...
太宰治 「花吹雪」
...青年と仙妃の前には肴饌(ごちそう)が並んだ...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...仙妃は青年を促してその卓に着いた...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...尤も足利時代の香木の蒐集家で有名な佐々木佐渡守道誉入道は、仏像を焚いて丹霞と称し、蓮座を(た)いて仏座と名づけ、外に慈覚大師の念珠、足利義政の卓、楊貴妃の椅子、唐人の笠、石帯――などさえ焚いたと言うことですから、丈太郎の欲望も決して例の無いことではありません...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...「妃殿下、それはご勘弁ください...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...王や王妃の顔が見られない位ならいつそ診察も断らうか...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...玄宗(げんそう)と楊貴妃(ようきひ)の七月七日の長生殿の誓いは実現されない空想であったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...cf. Villey:Les Sources des Essais.p.172. またマルグリット王妃の『ヘプタメロン』第二日の第二十話にも驢馬ひきの話が出てくる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お妃(きさき)さまといっしょにベッドにはいりました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「いさましい ちびの仕立屋さん」
...侍医をお呼びいたします」ナポレオンは妃の腕を掴(つか)んだ...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...貴妃は、雲鬢(うんびん)重たげに、「いいえ……」と、かすかに花顔を横に振っていう...
吉川英治 「三国志」
...輿(こし)はすて、みかども、妃たちも、ここからは牛車となられたわけである...
吉川英治 「私本太平記」
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