...王さま、お妃さま、それに宮廷じゅうの人々が、お姫さまのところでお茶を飲みながら、息子の来るのを、今か今かと待っていました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「空とぶトランク」
...そうしてまもなくお妃はかえって来て...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...そのお妃(きさき)が...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...その幽霊の曰(いわ)くです、我輩はクローヂヤスに殺された、クローヂヤスは、わが妃に恋慕し、――」ハム...
太宰治 「新ハムレット」
...慈深(めぐみぶか)い王妃は...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...私が王妃の次の間で貴族たちと話をしていると...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...独逸のヘッセン王家から出てニコラス二世の妃になったアリスを媒体とする...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...それにマザロフ王子がおります」「いったい王子とどういう関係があるのですか」「妃殿下...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...度が過ぎましたか、とペリトリ王子が応じ、「妃殿下、賭けの為でございます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...あのお妃様のやうだつて...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...つづいて黄絹(きぎぬ)の裾引衣(すそひきごろも)を召したる妃にならびしはマイニンゲンの公子なりき...
森鴎外 「文づかひ」
...孕(はら)み女の腹を裂かせてニッコリと笑った支那の古王妃の気持ち――それを近代式にデリケートにした気持ちを味わいつつ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...三董貴妃は深窓にあるうちから美人の誉れがあった...
吉川英治 「三国志」
...虫のしらせか、その日貴妃は、なんとなく落ち着かない...
吉川英治 「三国志」
...若い王妃呉氏とのあいだに...
吉川英治 「三国志」
...三人の妃や侍者たちのためにも彼は用意させておいた...
吉川英治 「私本太平記」
...妃(ひ)たちもお連れなのである...
吉川英治 「私本太平記」
...弥陀像は仁明妃の御願であるから入唐僧がまだ盛んに帰ってくる時代の作と思われるが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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