...また煙草には製造者が如才なく芋の葉や蓮の葉を乾して刻み込むから...
丘浅次郎 「人類の将来」
...セシルは如才なく...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...」酒井は如才なくみのるをなだめた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...口前も如才なくなり...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...なかなか如才なくて...
中里介山 「大菩薩峠」
...若い時には隨分いろ/\の事もやつたやうですが、それだけ人間が揉(も)めて、如才なくて、器用で、お雛や重三には好い相手だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...如才なく迎へてくれたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのくせ如才なくて...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...ところでベラールは、最盛時のナポレオンといった、堂々たる偉丈夫で、態度も如才なく、慇懃で、音楽も文学もよくわかる...
久生十蘭 「悪の花束」
...いよ/\堪らなくなつて家に駈け込むまで如才なく相手をしてゐた...
牧野信一 「F村での春」
...如才なく気を配つてゐながら隆造は...
牧野信一 「白明」
...如才なく圓遊はいっぽうの手の次の花火を点火していた...
正岡容 「圓朝花火」
...交際は万事如才なくて...
森鴎外 「魔睡」
...その間に有志連中の方では如才なく事を運んだらしい...
夢野久作 「爆弾太平記」
...その辺は如才なく...
吉川英治 「江戸三国志」
...――おいっ、もう一杯ついでこい」亭主は、如才なく、彼をなだめておいて、その間に、女房を裏口からどこかへ走らせた...
吉川英治 「三国志」
...鄭は彼と見たので如才なく帳場を離れ――「おめずらしいじゃござんせんか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わが子以外の人々へ如才なく酬(むく)いた...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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