...如何ともす可らざるのみ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...大勢の赴く所亦如何ともなすべからず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...從來如何ともす可からざる對照として儼存せしものは容易に融和する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...これは如何ともできない...
小穴隆一 「二つの繪」
...商権を持っていない印度人は如何ともする事が出来ず...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...本能は人間の如何ともすべからざるものである...
田山録弥 「本能」
...事実は如何とも仕方がない...
辻潤 「自分だけの世界」
...憧憬でもなく正(まさ)に如何ともする事の出来ない『現実』であるのだ...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...今更如何ともすべき道なければ...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...又如何ともすることの出来ぬものに成り了(おわ)ってしまうと...
永井荷風 「申訳」
...如何(いかん)とも致し難い」「如何とも致し難いですましていらっしゃられるのが羨(うらや)ましうございますわ...
中里介山 「大菩薩峠」
...如何とも致し難いものがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...こればかりは絶対に如何ともすることが出来なかった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...如何とも詮方なく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...その時は最早小包便など利かなくなつてゐたので如何とも致し様がなくその儘にしてしまつたが今頃は如何して居られることだらうか...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...かくして道にはぐれていつた不幸な若者に對する如何ともしがたい憐憫でいよいよ沈痛を加へる...
堀辰雄 「ゲエテの「冬のハルツに旅す」」
......
牧野信一 「スプリングコート」
...これは如何ともなし難い勢いを示すものだ...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??