...抽象的な調和統一は如何でも構はぬ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...私は如何でも宜いけれど...
徳田秋聲 「媒介者」
...其様(そん)な屑々(けち)な評価は如何でも構わぬ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「わたしが快(よ)くなったら如何でもして恩報じをするから...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...私はもう二三年前の自分だつたら如何でも神経屋である理由を説かうとした筈である...
中原中也 「その頃の生活」
...阿母さんは(かぎ)煙草が欲しいんだからさ」「阿母さんなんか如何でもいい」とプカが返事をしました...
宮本百合子訳 「二つの短い話」
...私にとつては如何でもよい唯の橋ではない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...そんなことは如何でもよいが猪苗代湖の秋の月夜のすばらしさが例の堂々たる詠みぶりから天下晴れてあらはれてゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...私は既成宗教を信じないからそんなことは如何でもよいが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...そんなことは如何でも宜しい...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...世間の眼には如何でもなく...
二葉亭四迷 「未亡人と人道問題」
...そんなことは如何でも好いんだ...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...散歩なんて如何でも好いぢやないか...
牧野信一 「素書」
...でなかつたら急用が出来て四五日のつもりで出かけたが明日にでも帰れゝば帰るから……」「そんなことは如何でも関ひません...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...「そんなこと如何でも好いのよ...
牧野信一 「雪景色」
...獲物なんぞは如何でも好い――わけもなく豊かな呑気な気分にもなつてしまつた...
牧野信一 「雪景色」
...それは如何でも可いことである...
森田草平 「「青白き夢」序」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??