...あの小さな靴の底の如きは...
芥川龍之介 「上海游記」
...誰か此の如き獨斷を下す權利を持つてゐよう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...現状に於ては斯くの如くでありますが...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...科学の如きは学校教育の一課目とのみ見られていた...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...“今やイギリス本土は国際避難所の如き感がある!”などという記事も見える...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...そして非常に大切にしてくれて居ります」「あなたさまの方は如何(いかが)です...
海野十三 「断層顔」
...この國府臺の戰の如何ばかり烈しかりしかは...
大町桂月 「國府臺」
...次第に光子は増長して三人を奴隷の如く追い使い...
谷崎潤一郎 「少年」
...その時はお前は自分の次郎批判が如何に無知で浅薄であったかを恥じなければならぬだろう...
戸坂潤 「読書法」
...間もなく如意棒の先端が麒麟山の一角に達した...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...筆(ふで)禿(ち)びて返り咲くべき花もなし(一月二十四日)去年の夏頃ある雑誌に短歌の事を論じて鉄幹(てっかん)子規(しき)と並記し両者同一趣味なるかの如くいへり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...そのことは人生において実証的であることが如何(いか)に困難であるかを示している...
三木清 「人生論ノート」
...ハルトマンが如き審美家も...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...穉き心に思ひ計りしが如く...
森鴎外 「舞姫」
...器の助けなくば人が活き得ない如く...
柳宗悦 「工藝の道」
...彼は斯の如くにして去て京師に遊べり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...その者は如何に恐るべき成功を世渡りの上に博する事が出来るでありましょうか...
夢野久作 「鼻の表現」
...霏々(ヒヒ)雪ノ飛ブガ如シ...
吉川英治 「三国志」
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