...元『質屋の小僧』今『質屋の主人』金井源蔵君はそんな風な好青年なのである...
宇野浩二 「質屋の主人」
...あの好青年も、ついにおなじ脱(のが)れられない運命のもとに死んでいったのであろう...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...あのふたりの好青年を捜し出してきた腕まえからも...
江戸川乱歩 「影男」
...才智縦横(さいちじゅうおう)の好青年...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...憂国の好青年だった事においては変りは無いのだ...
太宰治 「惜別」
...手塩にかけた好青年が一人...
中井正一 「地方文化運動報告」
...好青年ヨハンネス・ブラームス(Johannes Brahms)は一八三三年五月七日...
野村胡堂 「楽聖物語」
...この好青年は、久蔵、久三郎親子の反対を押し切って、お染と一緒になる勇気がないのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...米屋の若い衆らしい好青年でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二十七八のまだ大学を出たばかりと言った好青年で...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...むっつりした好青年で...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...見るからに近代的な好青年だつた...
牧野信一 「女に臆病な男」
...某教会の日曜学校を監理している三十格好の好青年であった...
松永延造 「ラ氏の笛」
...この好青年官人が源氏の太刀(たち)を取りに戸口へ来た時に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まじめな好青年はこの役に扮することを喜ばぬが...
柳田国男 「雪国の春」
...半兵衛より四つ年下の好青年で...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここで――)と別辞(わかれ)を交わしていた好青年である...
吉川英治 「宮本武蔵」
...結局君のような好青年を見つけたかったからなのじゃ...
蘭郁二郎 「白金神経の少女」
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