...彼は好色漢だから、女性に対してちょっかいを出すことが多い...
...妻が好色漢と別れ、気持ちを切り替えることができた...
...あの店のマスターは好色漢なので、女性客には注意が必要だ...
...悪質な好色漢が多いオンラインゲームには、特に女性は注意が必要だ...
...スパイ小説にはしばしば、好色漢を装うスパイが出てくる...
...この李克用は一個の好色漢であった...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...此の平中の墨塗りの話は好色漢の失敗談として...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...こういう好色漢の脳髄には...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...今三人の好色漢がどうどうめぐりをやっている……短刀を長靴の中に隠してね...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...君はあるいは第四の好色漢かもしれないぜ」「君はあの女のことを思い違いしているよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...――好色漢と、守銭奴と、宗教的奇人(ユロージウイ)か! 今イワン君は無神論者のくせに、何か恐ろしくばかげた、わけのわからない目算のために、神学的な論文を冗談半分に雑誌に載せている...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...『兄は卑劣な好色漢です...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「うすっぺら」で、「不誠実」で、「好色漢」で、「自惚(うぬぼれ)や」で、「がりがりの利己主義者」で、「鼻持のならぬ気取りや」の彼が、この書くという一筋の道に於てのみは、終始一貫、修道僧の如き敬虔(けいけん)な精進を怠らなかった...
中島敦 「光と風と夢」
...好色漢の「鬼」が...
火野葦平 「花と龍」
...好意を見せ続けて来た態度を一変して好色漢になってしまうことが宮にお気の毒でもあり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私は好色漢では決してないから安心するがよい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...……にも拘わらず彼は極度の好色漢でありまして...
夢野久作 「暗黒公使」
...殊にその白い華奢(きゃしゃ)な長靴に包まれた足首の恰好のいい事……私は決して好色漢ではないが...
夢野久作 「暗黒公使」
...好色漢(すけべえ)だってえから……」「誰が?」「兄貴がそう云ったよ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...「……何ですか貴方は……芸妓(げいしゃ)なんぞドウでもいいたあ何です」「……バカア……好色漢(すけべえ)……そんな事を云うたて雛妓(おしゃく)は惚れんぞ……」「……惚れようが惚れまいがこっちの勝手だ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...好色漢(すけべえ)がドウしたんだ……手前(てめえ)等あ役人の癖に……」と云いさしたので吾輩は……ハッ……としたが間に合わなかった...
夢野久作 「爆弾太平記」
...呑(のん)だくれの異名か好色漢の綽名(あだな)か...
夢野久作 「鼻の表現」
...いよいよ好色漢師直の名を...
吉川英治 「私本太平記」
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