...今後日本政府の行爲――たとへば朝鮮に於ける――が今迄のやうに好意的に批評される機會がなくなるかも知れぬ...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...好意的にわれわれに注意をしてくれたのじゃと思う...
海野十三 「海底大陸」
...若侍は半分は好意的に...
海野十三 「くろがね天狗」
...まづ好意的に言つて...
太宰治 「道化の華」
...というような事情を少し好意的に解釈すれば...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...アカデミーは容易に皮相化そうとするジャーナリズムを好意的に牽制して之を多少とも基本的な労作に向かわしめ...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ドイツ・イデアリスムスの世界観としての(人々はそれを好意的に形而上学と呼んだ)歴史的行き詰まりを打開するには...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...後者は好意的に寛容の態度を取るのである...
朝永三十郎 「學究漫録」
...そして彼は彼女をひどく好意的に判断したので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私は知らない人の書いた読みにくい原稿を好意的に読むのがだんだん厭(いや)になって来た...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...なるべく好意的に人のために働いてやりたいという考えを持っています...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...「本署は好意的に...
火野葦平 「花と龍」
...好意的に一席やる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...まるで乱暴にしかも好意的に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...若い画家だけは好意的に笑おうと試みたが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...だから好意的に言えば小説だって何だって皆結構なものだということになる」と源氏は言って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...好意的に解するに慣れていないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...各道で好意的に手続きをしていた組合費の徴収をピッタリと停止してしまった...
夢野久作 「爆弾太平記」
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