...若侍は半分は好意的に...
海野十三 「くろがね天狗」
...君も一緒に行くかい」K氏は幾分(いくぶん)は好意的に...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...まづ好意的に言つて...
太宰治 「道化の華」
...「葉村君は私の気持を少し好意的に酌(く)みすぎたんですよ...
徳田秋声 「仮装人物」
...之を無理に好意的に解釈するとすれば...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...と云いたいのであると私は好意的に解釈する...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...私は知らない人の書いた読みにくい原稿を好意的に読むのがだんだん厭(いや)になって来た...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...好意的に両家の便宜を計るというよりも...
夏目漱石 「こころ」
...一応あなたの御身分に対して好意的に申しましょう...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...彼らの不作法さえも好意的にみとめてやるのか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...彼は明らかにKの沈黙を自分にとってきわめて好意的に解釈したことが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...今にも中佐から好意的に肩を叩かれそうな気がしていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...まるで乱暴にしかも好意的に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...若い画家だけは好意的に笑おうと試みたが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...好意的に解するに慣れていないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それを最も好意的に解釈するのが癖なのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...各道で好意的に手続きをしていた組合費の徴収をピッタリと停止してしまった...
夢野久作 「爆弾太平記」
...朝倉攻めの遠征の際、信長が、その妹聟の小谷城へは、何の沙汰もせずに立ったのは、由来、浅井と朝倉の両家は、織田家と結ぶ以前から、不侵略国として親密な関係にあるので、妹聟の立場を思い、むしろ好意的に、中立国としてその位置を保たせてやるためであった...
吉川英治 「新書太閤記」
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