...好意的な中立の態度をとってくれているが...
太宰治 「惜別」
...小男は他のやつよりひどく好意的な目をわしに向けたんですわ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...相手の好意的な勧誘に会って...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一般の社会に妙な誤解を与うる好意的な悪結果である...
夏目漱石 「学者と名誉」
...好意的なのはその人間のほうですよ」「奇妙な考えですね」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...しかもおよそありうる好意的な忠告をいろいろとしてあげたのに...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...あんたは世界中でもどこよりもあんたに好意的なこの町と深く関わってゆくことになる...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...丁半博打にしたってひどすぎるぜ! それでヴィクトリーヌが君を好意的な目で見ていたっていうのは本当かい...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...とても見映えが良く、ひとなつっこく、好意的な顔で、ちょっと愛想がよすぎると思いつつも、きりり結んだ口元に力強さを見逃す事はなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...カラハミに好意的な態度がはっきりと見て取れた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...好意的な軽蔑をもって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...注意深くかつ好意的ならしめる――この三つの点は古代の修辞学者の掲げた伝統的な規定に属している――ために...
三木清 「解釈学と修辞学」
...それ相応に好意的な返事をするのだね」と源氏が言っている間...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「自分たちに好意的な信頼をもて」と要求するのはもっとも千万である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まったく患者の信頼が心からの・従順な・好意的な・信頼でなかったら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やや狐に対して好意的な態度をとる地域もある...
柳田国男 「故郷七十年」
...自分へ好意的なわけでもない...
吉川英治 「私本太平記」
...中央公論編輯者)に好意的な暗示をしてくれられたにちがひない横光氏や川端氏にも蔭ながら感謝してゐる...
淀野隆三 「横光さんと梶井君」
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