...どう考えてもわが練習艦隊にたいする好意的な意味が発見されなかった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...好意的な中立の態度をとってくれているが...
太宰治 「惜別」
...現在の好意的な中立の態度を放擲(ほうてき)して逆に露西亜(ロシア)に傾いて行ったら...
太宰治 「惜別」
...長尾が深い溜息を――たしかに好意的な心配の溜息を――ついた時...
豊島与志雄 「別れの辞」
...好意的なのはその人間のほうですよ」「奇妙な考えですね」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...それについてとても好意的な発言をし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...いたるところでわたしたちは昔ながらの好意的な助力を見出したことでしょうし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...彼女の好意的な報告を裏切るやうに思はれた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...とても見映えが良く、ひとなつっこく、好意的な顔で、ちょっと愛想がよすぎると思いつつも、きりり結んだ口元に力強さを見逃す事はなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...極めて好意的な条件で英国政府に売却するつもりだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...カラハミに好意的な態度がはっきりと見て取れた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...チョとインコウを害しておる(客席に好意的なひかえめな二三の笑い声)――といった所で...
三好十郎 「その人を知らず」
...それ相応に好意的な返事をするのだね」と源氏が言っている間...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...モンテーニュの人民に対する好意的な感情は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まったく患者の信頼が心からの・従順な・好意的な・信頼でなかったら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やや狐に対して好意的な態度をとる地域もある...
柳田国男 「故郷七十年」
...自分へ好意的なわけでもない...
吉川英治 「私本太平記」
...中央公論編輯者)に好意的な暗示をしてくれられたにちがひない横光氏や川端氏にも蔭ながら感謝してゐる...
淀野隆三 「横光さんと梶井君」
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