...たぶん子供たちが暑い時期に水を飲むのを非常に好んでいる状態によるのであろう...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...純白のドレスを好んで着した...
太宰治 「古典風」
...好き好んで苦しみを買っているのだ...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...彼は好んで斯様な都の客にブッキラ棒の剣突(けんつく)を喰(く)わした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...抽象的な知力を好んでるのではなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...庭後庵(ていごあん)主人好んで小鳥を飼ふ...
永井荷風 「一夕」
...米友の好んでうたう歌に相違ありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...好んで虎の尾を踏むようなことをして...
中里介山 「大菩薩峠」
...好んで「鈴慕」を吹きたがるところから見れば...
中里介山 「大菩薩峠」
...好んでこういう生活に入り...
中里介山 「大菩薩峠」
...コーヒーもケーキも、決してうまくはないし、こんなところへ入る人は、何を好んで、妙な我慢をしているのかと、全く僕には判らなかった...
古川緑波 「甘話休題」
...過去に一城の王好んで肉を食らう...
南方熊楠 「十二支考」
...な、頼む!利助 可哀さうたあ、誰の事だ? お雪か、へん! お雪なら、俺のカカアだ、お前の妹なんかぢや無え! 可哀さうだつて? なによ言やがる、その可哀さうな奴を、売り飛ばしたなあ、どこのどいつだ?津村 それを言ふな? そんな君、無茶な、留吉君だつて、何も好んで――...
三好十郎 「地熱」
...肉欲と戦わねばならない人たちは好んで次のような理由をあげ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...腎臓はその本来の傾向に基づき好んでそれを取り込み...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これにも好んで定紋が附けられてある...
柳宗悦 「工藝の道」
...好んで「なばむし」という土瓶を焼きますが型物で浮出し模様をつけ...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...貴族のことを好んで書いたバルザックも誰か無名の貴族のものから...
横光利一 「作家の生活」
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