...(一体僕はぬらぬらする河童の皮膚に手を触れることを余り好んではゐないのですが...
芥川龍之介 「河童」
...みずから知らず知らずに彼を好んでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...抽象的な知力を好んでるのではなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それを好んでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...好んで身を隠すところは...
豊島与志雄 「土地に還る」
...彼が好んで貧しい人々や所謂不浄な人々へ接近したのは...
豊島与志雄 「文学以前」
...自ら好んで勝手に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わたくしは好んで「後庭花」の曲を聞かうとするものではない...
永井壮吉 「冬日の窓」
...お君が好んで下働きを志願したのはムクがいるからであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...好んで悪口をいうわけじゃねえんだ」「そうでしょうけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...余は好んで人の秘事を暴露(ばくろ)する不作法を働いた事になる...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...ボールの『印度藪榛生活』にインドの海辺で猴好んで蟹を採り食う由載せ...
南方熊楠 「十二支考」
...既に書いた通り猪類皆好んで蛇を食う...
南方熊楠 「十二支考」
...これこそ私の最も好んで読みあさるものです...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...好んで形而上の問題の前にこうした態度をとる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...鍋には好んで帆立貝を用います...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...好んで栗の材を用います...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...好んで山水を小さくしたのである...
柳田国男 「雪国の春」
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