...好んで山のことを読み...
石川欣一 「可愛い山」
...ないし二日に一回の割合をもつて好んで使用される警句の一つであるが...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...妻が好んで着ていたお召の小袖...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...小学校の生徒までが好んで作文を投書している...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...各地の教会の牧師も好んでこの作を引用し...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...空疎で而も文学的に見て嘘八百な与太記事を好んで載せることになって来た...
戸坂潤 「思想動員論」
...好んで自分を二十日鼠かなんかのように考えて...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...いつも好んで言っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...藏書家の中で張金吾は最も晩年不幸になつた一人であるが、大體藏書家といふ者は、自ら好んで讀み、且蒐める人に限りて、支那でも數代相續した人の殆どないといふ事、それから又讀みもしない藏書家は、却て數代相續してゐるといふ事は、一種の非常なる皮肉なことである...
内藤湖南 「藏書家の話」
...好んで旅行もしたものであるが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...○蓮(はす)の葉の枯れたのは日本画家の好んで描くところである...
永井荷風 「枯葉の記」
...当世人の好んで使用する流行語について...
永井荷風 「十日の菊」
...多くのカフカ解釈者たちが好んで引くカフカの言葉がある...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...その気風とはただ出来難き事を好んでこれを勤むるの心...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...今日とても長歌を好んで作る者は短歌に比すれば多少手際(てぎわ)善く出来申候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...従ひてこれまで捨てて取らざりし人事を好んで材料と為すの異観を呈せり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...夜を好んで動くのである――「ウ...
吉川英治 「新書太閤記」
...また好んで黒衣黒帽という身装(みなり)で...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索