...好んで酒盃に走り...
石川啄木 「渋民村より」
...気を以て身を御す我輩は好んで聴き、好んで見、好んで読む...
大隈重信 「我輩は何故いつまでもすべてに於て衰えぬか」
...女性が好んで使うトイレツトなど...
大下宇陀児 「擬似新年」
...哲学者――実は観念論者――は好んで意識の超個人性を又は超意識性をさえ主張するが...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...」――というようなことを好んで口にしたナポレオンにとっては...
豊島与志雄 「ナポレオンの遺書」
...それを重らせないために好んで長い徒歩を試みた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...誰も好んで病気になる人はありませんから...
中里介山 「大菩薩峠」
...女は鳥の毛や毛皮を好んで着たがるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...漢詩風に意匠することを好んでいる...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...どういふ訳か好んで僕の窓のすぐ前にある街燈のところに集るのだが...
原民喜 「火の子供」
...我々の好んで作る全ての観念である...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...私は好んでお前を諦めた...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...かくして次第に精密な結果に近づくというような方法も好んで用いられた...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...然るにゲーテが好んで描いたのは「人間生活の自然形態」...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...好んで汚泥濁水中に居るからで...
南方熊楠 「十二支考」
...こん度譯するにも好んで譯したのです...
森林太郎 「ロビンソン・クルソオ」
...好んで事を構えたのか...
吉川英治 「新書太閤記」
...好んで修羅(しゅら)を求めているのじゃない...
吉川英治 「源頼朝」
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