...どこかに科学や技術を好む性格をもっていたと見えて...
石原純 「平賀源内」
...後には帝自身も好むようになった...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...惰性を好むいわゆる大衆(?)に媚びようという大衆文学と...
戸坂潤 「思想としての文学」
...その好む古代的範疇が...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自分たちが好みもせず好むこともできず退屈でたまらない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自然は対照を好む...
夏目漱石 「虞美人草」
...才市の血を好む心をいら立たせます...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...ヤーフが光る石(黄金)を熱狂的に好むというところでしょう...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...当人の好むと好まぬにかかわらず...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...田山花袋を好む人もあり...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...あるいはまた強き歌をのみ好むかと被考(かんがえられ)候はん...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...着物の縞柄(しまがら)につきても極めて細き縞を好むは月並なり...
正岡子規 「病牀六尺」
...殊に筍(たけのこ)を好む...
南方熊楠 「十二支考」
...誠実で熱烈なところのある毛の厚い犬を好む...
宮本百合子 「犬のはじまり」
...茶を好む人からふと招ぜられたりすると...
吉川英治 「折々の記」
...高時もすぐ日ごろ好む田楽歌の節(ふし)に誘われ出していた...
吉川英治 「私本太平記」
...好む道へましぐらに...
吉川英治 「私本太平記」
...夏深しいよいよ痩せてわが好む面(つら)にしわれの近づけよかし十年ほど前に詠んだ歌だが...
若山牧水 「樹木とその葉」
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