...暫くは金花の立ち姿を好ましさうに眺めてゐた...
芥川龍之介 「南京の基督」
...わたくしは限りない好ましさを感じるのである...
上村松園 「軽女」
...もやもやとしたなやましいおまへの言葉の好ましさ...
大手拓次 「藍色の蟇」
...きやしやな姿の好ましさなどしか最初は眼につかなかつた...
高村光太郎 「智恵子抄」
...きゃしゃな姿の好ましさなどしか最初は眼につかなかった...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...露草の好ましさも忘れてはならない...
種田山頭火 「草と虫とそして」
...好ましさうに一と掴みの錢の山を眺めるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎はどんなに好ましさうに見送つたことでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...容姿のもつどんな好ましさをも...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
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