...お前にもここが好くって好くって...
モオパッサン 秋田滋訳 「初雪」
...好く云はぬ事を知つて居た...
石川啄木 「菊池君」
...眉山は酒の上が余り評判が好くなかった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...腰部の形好く丸みを帯びて柔いのは皮下の結締組織に脂肪が堆ったゆえと承知している医学生らも美人を見ればやはり美人に見えるとおり...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...途々名古屋弁でもって仲好く話して往くことだろうて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...好く母に笑われたと云います...
田中貢太郎 「薬指の曲り」
...いよ/\夫婦が仲好く暮すやうにして...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...今日来たばかりで道の案内も好く知らぬ身の...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...それに目も片々(かた/\)は好く見えないと申しますが...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...お互様に他人(ひと)の物をくすねていたことは好く承知しているんだからねえ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...あるいは都合好く...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...腕を組み合って元気好く歩いたり...
戸坂潤 「社会時評」
...また/\好く見るとFが歌を詠まうとしてゐる城主の傍らで墨をすつていたり...
牧野信一 「熱い風」
...眼鏡で好く見てみ給へ...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...年の故で人の好くなって居る祖母は...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...「いらっしゃいまし」と愛想好く云う梅の声がする...
森鴎外 「雁」
...ヘレネ好くそんな事が出来たものね...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ホテルの淡紅色の建物が周囲と好く調和して居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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