...「好く寐られたかい...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...葬式の著物を著るのは縁喜(えんき)が好くないからだ...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...間もなく体の肉も増し顔色も好くなって普通の人になった...
田中貢太郎 「蘇生」
...一同はまだ好く喞筒の遣(つか)ひ方に慣(な)れぬと覚しく...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...好くって面白い処には行けない...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...ジツと堪らへて(remained firm)機嫌好く(good-tempered)萬事やり通した(through all)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...ここでは忘れられても好く...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...天気好く花のさかりなり...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...是公は正直だから本当にすると好くないと思って...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...すべてが好くなると...
堀辰雄 「幼年時代」
...お前には好く解るだらう...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...好くも斯う憎態な連中だけが寄集つて自惚事を喋舌り合つてゐるものだ...
牧野信一 「鬼涙村」
...それから次第に他に及ぶやうにするのが好くはないかと思ふ...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...細い美しい眉も、さも温順(すなほ)に見えたが、鼻は希臘型(ギリシヤがた)とでもいふのか、形好く通ツて、花びらのやうな唇は紅く、顎(あご)は赤子の其のやうにくびれてゐた...
三島霜川 「解剖室」
...年の故で人の好くなって居る祖母は...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...蔭小路は余り課業は好く出来ない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...こう云う服装はわたしには好く似合いそうです...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...跡で好く分かって好(い)い...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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