...しなやかな青年の体にぴつたり工合好く附いてゐる...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「薔薇」
...今に都合が好くなり次第受け出すつもりで合田氏は一時手離したのでありましょうがその中に合田氏は病気で亡くなりました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...にこ/\した妻君が居る筈(はず)だ」「好く知つて居やすナア」と驚いた様子...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...虫の好く人間なら...
辻潤 「ふもれすく」
...あの人はそれで行く行く僕達を好くして遣ろうと――はッ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...ジツと堪らへて(remained firm)機嫌好く(good-tempered)萬事やり通した(through all)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...それを進歩主義者の末路が好くないと云ふ証拠にするわけには行かないやうに思ふのですが...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...折好くタキシが来ましたから...
永井荷風 「来訪者」
...まるで散らしでも取ったようだ」「散らしでも何でも好くってよ...
夏目漱石 「虞美人草」
...「好く父さんは図々しく勉助のところへなんか行かれるわね...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...夏時分は好くやつたね...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...最早物好きなる旅も程好く打ち切つて負債の返却に取りかかつては如何かと老婆心をめぐらせます...
牧野信一 「風流旅行」
...吏員達の間にも「あの豪快な日本学生」といふ特徴を知られてゐて殊の他その姓名が謳はれてゐた折からでしたので臨時吏員生活も仲々羽振りが好く...
牧野信一 「私の万年筆」
...自分で考えることをしないで著者に代って考えて貰うために読書するというのは好くない...
三木清 「如何に読書すべきか」
...これ胃が最も好く牛乳を消化せしむる時なり...
村井弦斎 「食道楽」
...だから和女も行儀を好くして村にいる時のようにお芋の立食なんぞをしてはいけないよ...
村井弦斎 「食道楽」
...9620元気好く...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...何の話でも好くわかる...
森鴎外 「二人の友」
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