...登って見て初めて好きになるのと...
石川欣一 「可愛い山」
...マア坊を好きになるように努めて来たのだが...
太宰治 「パンドラの匣」
...Something wrong これはきっと解ると自分も好きになるに相違ない...
谷譲次 「踊る地平線」
...私は柿を通して木の実が好きになるだらうと思ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...だんだん好きになるような気がするわ...
豊島与志雄 「月明」
...女私は女は、嫌いでは無い(大抵の女は、好きになるから、或は、こういう、云い方は、まちがって、いるかも知れない)...
直木三十五 「大阪を歩く」
...飲めばむやみに女が好きになるところなんぞも...
中里介山 「大菩薩峠」
...見れば見るほど好きになる...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...いつか君達も好きになる時が来るだろうよと言った」なんというそれは悲しい自信であったことか...
野村胡堂 「楽聖物語」
...しかしシューベルトの言った「いつか君達も好きになる時が来る――」という言葉は見事に的中した...
野村胡堂 「楽聖物語」
...男つ振りの好いあの建具屋の野郎見たいなのが好きになるんですね」市五郎は明かにお紋と金次の仲を認(みと)めてゐるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんたが私を好きになるのを確信してるんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ぼくを好きになるようになって下さい...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...世の人は洋行すると西洋好きになるが...
三宅花圃 「藪の鶯」
...食慣(たべなれ)ると牛の肉よりもこういう臓物(ぞうもつ)の方が好きになるそうです」小山「いずれまた臓物の料理を教えて戴きましょう...
村井弦斎 「食道楽」
...好きになるということは恐ろしいことに違いない...
室生犀星 「生涯の垣根」
...江戸ッ子になると納豆が好きになるのも...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...」「どういうもんだか俺はあ奴が俺を蹴れば蹴るほど好きになるのだ...
横光利一 「上海」
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