...わりあいに好きなテーマであるが...
海野十三 「『十八時の音楽浴』の作者の言葉」
...好きなお喋舌(しやべり)に語り耽つた...
薄田泣菫 「茶話」
...ビフテキの好きな彼女は訳なくペロリと三皿ぐらいお代りをするのでした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...彼が十五歳の花嫁を自分の好きな鋳型(いがた)に養成しようとした試みは...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...誰なりと好きな人を愛したまえ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...二階からは坊やの大好きな電車が見えてよ...
徳田秋声 「黴」
...それを眺めてるのが好きなだけだ...
豊島与志雄 「阿亀」
...自分の好きな人を前にして...
直木三十五 「大阪を歩く」
...螢が好きな草ゆえに私も好きな草である...
中勘助 「折紙」
...定めし好きな人ができて一緒に暮しているんだろう...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...好きな仕事に一生を打ちこむことは...
永井隆 「この子を残して」
...好きな香でも焚いたら...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...『デルフィーヌ! 私の好きなデルフィーヌ! ナジー!』誓って言うけど」医学部の生徒は言った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...好きなだけ金は借りられる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...わたしあなたが好きなのよ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...とある庭のある構えの内からよき襲(かさね)をひからせた物好きな男が一人...
室生犀星 「荻吹く歌」
...『うム』うなずいて――『では彦兵衛、そちの訴えは、養女を取り戻してくれというのだな』『は、はい、左様にござります』『くれてやらぬか、どうせ、好きな者同士、無事で暮しさえすれば、それでそちも安堵(あんど)であろうが』彦兵衛は、いつも頭(ず)の低い構えと口癖(くちぐせ)を今夜はわすれ果てていた...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...伜(せがれ)も好きな方じゃ...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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