...フモリスチツシユの作品は隨分好きである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...文學も好きであるが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...第一に(この作者は指折り数えることが好きである)彼女の二十三歳の父はアメリカ風の瀟洒(しょうしゃ)たる悪漢であり...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...博士はお尻の長い話し好きである...
薄田泣菫 「茶話」
...水と酒と句(草本塔に題す)――(山頭火第二句集自序)――私は酒が好きなやうに水が好きである...
種田山頭火 「行乞記」
...家庭のあたたかいアトモスフイアは好きである...
種田山頭火 「其中日記」
...その葉隱れにちら/\と覗く眞赤な實など私は得も云はれず好きである...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...つまり、お睦が若い女であり、朗であり、冗談好きである、というだけの間は良かった...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...どちらかと云へば新しもの好きであるわたしにしても主に新作家のものばかりを読んで来たこの数ヶ月の経験で感得したのである...
牧野信一 「浪曼的時評」
...彼は病気で歩けない雨蛙は好きであるが...
松永延造 「職工と微笑」
...それは共産主義者がそろいもそろって戦争が好きであるというようなことではない...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...プルタルコスの中に見ることはいっそう好きである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...* 一一四〇頁「わたしは私的生活が好きである」とあるあたりから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もしくは本格味の深いものが好きである...
夢野久作 「探偵小説漫想」
...育つものが好きである...
吉川英治 「折々の記」
...光圀(みつくに)も好きである...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...寧ろ私以上に話好きであるらしいことは...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
...いちはやく秋風の音(ね)をやどすぞと長き葉めでて蜀黍(もろこし)は植う私は蜀黍の葉が好きである...
若山牧水 「樹木とその葉」
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