...王は生残つた奴の恐れに乗じて...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...ところが悪い奴つてものはだん/\ふえて来るんで困るね...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...とびかかってくる奴の腕を...
海野十三 「火薬船」
...うるせい奴等だ...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...工場の主人の奴は...
大杉栄 「鎖工場」
...すぐに訳なく奴に追っついて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...中国でごそごそやってる奴は...
高見順 「いやな感じ」
...)元気を出せ! いのちがけの……死ぬの……そんな奴があるか! 気質沢猛保...
太宰治 「虚構の春」
...向うから来てゐる奴(もの)でないと...
田山録弥 「犬」
...彼奴等(あいつら)は可憐(いと)しいヂュリエットの手(て)の白玉(はくぎょく)を掴(つか)むことも出來(でく)る...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...真黒な大きな奴が...
豊島与志雄 「白血球」
...例へば漢代の匈奴の如きも...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其一)」
...わし居(ゐ)なくでも成(な)つちや子奴等(こめら)仕(し)やうがあせんから...
長塚節 「土」
...「ところが御めえいざってえ段になると奴め最後(さいご)っ屁(ぺ)をこきゃがった...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そりやアどういふ奴だつたね?」と...
南部修太郎 「死の接吻」
...順序として貞奴の早いころの生活についてすこし書かなければならない...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...嬶(かかあ)も因果(いんが)な奴さ...
火野葦平 「糞尿譚」
...馬鹿な奴(やつ)だあれを知らぬかなどゝ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
便利!手書き漢字入力検索