...彼女は独女気分を楽しんでいます...
...女気が欲しくなる...
梅崎春生 「狂い凧」
...書記等は多分これはどこかから逃げて来た女気違だろうと思った...
オイレンベルク Herbert Eulenberg 森鴎外訳 「女の決闘」
...女気(をんなけ)といつたらこれつぱかしも居やしない...
薄田泣菫 「茶話」
...先(せん)のうち自家でお前がこしらえたほど味は良くなかったけれど久しぶりに女気がそこらに立ち迷うていて...
近松秋江 「うつり香」
...女気どころか、第一人間の気(け)がないんだもの」と念を押して廊下の外へ出て行った...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...女気がないと見え...
林芙美子 「泣虫小僧」
...今は彼女気違いのようになってるから」デルフィーヌが言った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...グランドホテル地下のバア、女気のない、上品なとこ、こゝで、ハイボールと、彼の飲んでるスロー・ジンフィズがうまさうだから、飲む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何か、それには仔細(しさい)があって、今当分は、わざと遠(と)お遠(ど)おとなされた方が、のちのちのためによいとおもわれての事かも知れない――あのお方には世間がある、芸がある――それを、一途(いちず)に、女気で、おうらみしたら、何というわけのわからない女と、おさげすみをうけるかも知れない――いかに何だと言うて、これほどまでに、かたくかたく言葉を契(ちぎ)ってくだされた雪之丞どの、これほどわたしの想いを、草鞋(わらじ)とやらを穿(は)き捨てるように、投げ捨てておしまいになる道理がない――じッとじッと忍んでいましょう――そのうちに、この月の芝居もすんだなら、世間を忍んで、必ず、おたずね下さるに相違ない――わたしは、待ちます! じっとじっと、しずかにして――と、そんな方に、自ら慰めて見ずにはいられない彼女でもあった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...かよわい女気(おんなぎ)の...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...女気は一人もない...
三好十郎 「樹氷」
...女に甘い生地(きじ)が出るンでいけねえや」女気がないとみえて...
吉川英治 「江戸三国志」
...小六殿には悪いが三人の中に唯一人の女気だ...
吉川英治 「剣難女難」
...女気はあるらしいが...
吉川英治 「醤油仏」
...女気は乏しいらしい...
吉川英治 「治郎吉格子」
...女気のない一学の家の押入に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...女気なしにくつろいでいる目的は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...小作もいない女気もない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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