...「女子衆に人気のあるカフェに行こう」...
...「今日は女子衆で遊園地に行く予定だ」...
...「女子衆の中で一番優秀な生徒」...
...「彼女は女子衆の中で一番おしゃべりな子だ」...
...「女子衆が一番素敵だと思うファッションブランド」...
...女子衆(おなごしゅ)...
泉鏡花 「悪獣篇」
...「女子衆(おなごし)さん」私は誰にでもそう呼んで用をしてもらっている...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...おひる頃に光子さんが来なさって、夕方五時ぐらいまで遊んで帰りなさったあと、夫と二人で晩御飯たべてしもたのん八時で、それから一時間ほどたって、九時ちょっと過ぎた時分に、女子衆が、「大阪から奥様(おくさん)に電話かかってます」いうのんで、「大阪の誰やねん?」いいますと、「誰ともいやはれへんけど、大急ぎで電話口までいうてはります」いうのんです...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...それ女子衆に持たして先いそッと玄関まで出さしましたが...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...女子衆(おなごしゅ)にいいつけてありましたもんでッさかい...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...取次に出た女子衆がバタバタ走って来て...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...女子衆(おなごしゅ)に手ッ伝(と)てもろて二階の寝室に運びましてん...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...「お便所汚(よご)れてるさかい直ぐ掃除(そうじ)しといて」いうて女子衆下いやってしもてから...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...それに極まり悪いいうても初めの日イだけで、馴(な)れてみましたら女子衆(おなごしゅ)やかいも心得てて、帰りがおそなった時やらは、家の方い電話かけて褄目(つまめ)合うようにしてくれますし、……そんな訳で、しまいには別々に出かけて行って彼処(あそこ)から電話で呼び出したり、何ぞ急用出来た時にはお梅どんから知らしてもろたり、……ま、それもよろしいのんですけど、光子さんの家ではお梅どんだけやのうて、お母さんも、外の女子衆も、みんながそこの家の電話番号知ってるらしいて、ときどき私や光子さんにかかって来ることありますのんで、何ぞ家の方ええように欺(だま)したあるに違いない思てたのんですが、或る日一人で先行(い)て待ってたあいだに、「へえ、そうだす、……へえ、いいえ、あのう、さっきから待っておりますけど、まだ来やはれしまへん...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...「何で女子衆みたいなもんにしゃべった」いうて...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...女子衆(おなごしゅ)に口止めしといて待ってましたら...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...わしより貧乏な女子衆にくれてやってくださりまし...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...この家へ女子衆(おなごし)に来たんや」「ふうん」「広い家やな...
外村繁 「澪標」
...よう憶えていましたが――」「その時の女子衆は...
直木三十五 「南国太平記」
...女子衆(おなごしゅ)をお連れになって来ているのではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...女子衆(をんなしゆ)達にあとあとまで羨(うらや)まれしも必竟(ひつきやう)は姉さまの威光ぞかし...
樋口一葉 「たけくらべ」
...女子衆達(をんなしゆたち)にあと/\まで羨(うらや)まれしも必竟(ひつきやう)は姉(あね)さまの威光(いくわう)ぞかし...
樋口一葉 「たけくらべ」
...女子衆(おなごしゅう)はな――外面如菩薩(げめんにょぼさつ)...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
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