...必死の勇を奮うて今晩彼は操を訪問したのである...
李光洙 「愛か」
...露西亜(ロシア)の東洋に勢力を奮うのは世界の商業国は喜ばぬ...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...いよいよ蹶(つまず)きていよいよ奮うに至っては...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...三軍の士気がおのずから奮う...
中里介山 「大菩薩峠」
...衛侯が此のの毛を立て翼を奮う状を見ない日は無かった...
中島敦 「盈虚」
...ここぞ勇を奮うべき時ぞと奮発し...
野中到 「寒中滞岳記」
...奮うて自家独見の発明に従事する...
南方熊楠 「十二支考」
...セルヴィアの狂漢が奮うて日本に成金が輩出したごとく...
南方熊楠 「十二支考」
...信長にとって常に心の奮うものは眼前の百難を克服(こくふく)することと将来の構想であって...
吉川英治 「黒田如水」
...いちばい奮う一族もあったが...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索