...しかと奥村氏にまでおたゞしになつてのことに候や一応お伺ひ申上候...
伊藤野枝 「書簡 蒲原房枝宛」
...もしまた奥村氏に直接おたゞしになつてのはなしならば私の方にても考へるところもこれあり候へども...
伊藤野枝 「書簡 蒲原房枝宛」
...ただ後になって余が京都着早々行李を下ろした上長者町の奥村氏の家に余が去ったあとへ移って来たことがあったという話を聞いた...
高浜虚子 「子規居士と余」
...鳥居奥村派(とりいおくむらは)の制作によりて衣服の模様器具の意匠(いしょう)を尋(たず)ね...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...三年(西暦一七四二年あるひは三年)奥村政信の門人西村重長(にしむらしげなが)...
永井荷風 「江戸芸術論」
...先(まず)浮世絵山水画発達の経路を尋ねてその一を奥村政信(おくむらまさのぶ)以来広く行はれたる浮絵(うきえ)遠景図に帰し...
永井荷風 「江戸芸術論」
...奥村政信鳥居清満(きよみつ)ら皆人物画の制作以外に...
永井荷風 「江戸芸術論」
...浪板の如き甚(はなはだ)しく不自然なる大道具(おおどうぐ)は宛(さながら)浮世絵における奥村政信(おくむらまさのぶ)鈴木春信(すずきはるのぶ)らの美人画の背景にひとし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...だが、奥村君は、まもなく捕物小説を書くようになり、「いや、済まなかった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...奥村八郎右衛門はじめ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「其方何者だッ」奥村主殿が血刀を構え直して一喝すると...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...幸い奥村主殿の一行は...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...奥村主殿や鶴次郎が考えたようなものではありません...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...契沖阿闍梨や奥村栄実の研究によって右のようなことが判って来たのであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...奥村氏の前庭(ぜんてい)の紅木槿垣(べにむくげがき)に這(は)ひまつはりしもその花に候(さふらふ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...……ひとつ君から城主の奥村殿にも...
吉川英治 「新書太閤記」
...(――奥村助右衛門尉...
吉川英治 「新書太閤記」
...中学時代の級友奥村輝光君の勧誘に従つたのであつて...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
便利!手書き漢字入力検索