...如何にも日本的で奥ゆかしく聖なる眉と呼びたいものである...
上村松園 「眉の記」
...奥ゆかしく思はれて来た...
太宰治 「お伽草紙」
...その奥ゆかしくさびた紅は千年をへだてる初唐の色である...
中勘助 「胆石」
...それが奥ゆかしく思われた...
久生十蘭 「キャラコさん」
...なるべく謙遜に奥ゆかしく...
正岡子規 「病牀六尺」
...私などには奥ゆかしく思われる御性分が...
山本周五郎 「雨あがる」
...そしてまた私はベルグソンがその哲学を仏蘭西(フランス)の政治問題や社会問題に直ちに適用しようとする様子のないということを聞いて大哲学者の聡明を奥ゆかしく想っている...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
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