...契沖は熟語でありません...
...國學の方からいふと先づ契沖阿闍梨を擧げねばならぬ...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...契沖の前には下河邊長流といふものがある...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...下河邊長流や契沖はその喧かましくない萬葉集を解釋しようとし...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...互いに通じて用いることがないということを契沖阿闍梨が発見したのであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...契沖が研究しましたのは先ほど挙げたような「いろは」の中の...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...契沖は、現代においてもそれを標準にして語を書くべきである、昔の人は「己」の「オ」は「お」で書いているから我々も「お」と書くのが正しい、「惜し」の「オ」は「を」類の仮名で書いているから我々も「を」で書くのが正しいと主張しました...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...契沖の見出した古代の事実...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...そういう点において契沖の研究が貴いものであるということが出来ようと思います...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...どうしてかような仮名を区別して用いたかということについては契沖はどう考えていたかは余りはっきりしていません...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...私どもは、契沖は、昔の人が一度定(き)めてそういう風に書いたのを後の人がずっと守って来たけれども、余り後の世になるとその定(きま)りを守り切れないで混同したのだと考えていたのであるらしく思うのであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...契沖の研究によって仮名の用法上区別があることが明らかになった「い」「え」「お」と「ゐ」「ゑ」「を」との別は...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...これはちょうど契沖阿闍梨が古書における仮名の用法を調査して...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...同音の仮名の使いわけということが仮名遣の問題であるとするならば、契沖と同じく、龍麿の研究も仮名遣の研究であるといってよい訳であります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...これを山ヂサではないかと契沖も千蔭も書いていれど...
牧野富太郎 「植物記」
...もしほ焼く難波(なにわ)の浦の八重霞(やえがすみ)一重(ひとえ)はあまのしわざなりけり契沖(けいちゅう)の歌にて俗人の伝称するものに有之(これあり)候えども...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...石坂素道さんのこと近世の国学を興した契沖は...
柳田国男 「故郷七十年」
...しかし時には契沖のような人もあったらしく...
柳田国男 「故郷七十年」
...契沖(けいちゅう)は律僧だからそういう歌を嫌ったというが...
柳田国男 「木綿以前の事」
便利!手書き漢字入力検索