...それがいつも奏効するのは不思議な程だ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...屡々(しばしば)奏効(そうこう)した...
江戸川乱歩 「心理試験」
...平和運動の奏効は困難だと思う...
大隈重信 「文明史上の一新紀元」
...百方手段を尽したが未だついに奏効しなかった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...奏効確実デアルト云イマスカラ買ッテ来マシタ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...名手による演奏効果はまことに抜群の芸術境で...
野村胡堂 「楽聖物語」
...そのうえ笹野新三郎などの表立った運動が奏効してかつての元和九年の獄を再びしないよう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...内的にも奏効していることを思えば――...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...これらいずれも応急手当として多少の奏効をしたらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...東洋に古く行われた指印から近時大奏効し居る指紋法が発達したごとく(この事に関して『ネーチュール』に出した拙文はガルトン始め諸国の学者に毎度引かれ居る)...
南方熊楠 「十二支考」
...則多奏効...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...極めて多彩な伴奏効果をあらわし...
山本周五郎 「季節のない街」
...たしかに奏効(そうこう)した...
吉川英治 「新書太閤記」
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