...タランテラ踊の音樂の一小節を奏でる)ヘルマー (入口の處に立止る)おや?ノラ 私最初にあなたとお浚(さら)ひをしておかなくちや明日踊れませんもの...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...居酒屋の美少年がリュウトに奏でる聖なる舞曲にいま恍惚としているかと思うと...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そしてまた時々曇つて竹の葉がこゝろよいしらべを奏でる...
種田山頭火 「其中日記」
...奏でる六月十二日曇――少雨――晴...
種田山頭火 「其中日記」
...弦の奏でる音が憂鬱に響いたり...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...文学に於ける世界観と方法との両者の最も著しい音色を奏でる鼓膜なのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...忘れ果てたあの懐しい情歓を奏でるのだ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...にぎやかな交響楽を奏でる...
火野葦平 「花と龍」
...フルートの奏でる五つの音は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...もう一時間もその盲人の奏でる琵琶(バンドゥーラ)に聴き入つてゐる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...お父さん……」私が奏でる横笛と私の妻君が弾奏する手風琴に伴れて...
牧野信一 「酒盗人」
...ビビイは自作「夢想」をやわらかに奏でる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...自由に奏でる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
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三好達治 「南窗集」
...詩として奏でるよりほかに...
吉川英治 「随筆 新平家」
...東道頓堀の雑鬧(ざっとう)が奏でる都会の嗄(かす)れ声に交錯して花合戦の幕が切っておとされた...
吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
...世界各国の鶏(にわとり)の歌奏でるユダの主人...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
...森を奏でるような蜩(ひぐらし)の音(ね)を抜けて...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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