...第一線決戦式に比し第二線決戦式は奇効を奏する事が比較的困難であり...
石原莞爾 「戦争史大観」
...そのとき音楽を奏す...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...医師はいわずや快楽を以て食すれば麁食(そしょく)も体を養うべけれども心痛は消化を害し滋養品もその功を奏する少しと...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...更に異(け)しき心まさず」とかく奏す時に...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...秋の曲を奏すれば...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...實に種々雜多の難病に卓效を奏する藥なのであります...
太宰治 「知らない人」
...そのうち卓效を奏するであらうと...
太宰治 「知らない人」
...鋭刄效を奏するや? 今わが槍に試みむ』しかく叫んで影長き大槍揮ひ投げとばし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...圍碁を弄し謠曲を奏するの娯樂あるのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...楽隊の楽を奏する所にできているのだそうだ...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...実演よりよく演奏する機械や...
野村胡堂 「音波の殺人」
...あるいは彼の奏する流れるように巧みなギターの奇怪な即興曲を夢み心地で聞いた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...バイオリン等を弾奏すると...
牧野信一 「貧しき日録」
...今はその麻痺剤が十分に効を奏することが出来なくなつた...
正岡子規 「病牀六尺」
...この時間が偉効を奏するのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...胸を引き裂く悔恨の情を消さうとでもするやうな騷がしい調子を奏する無數の管絃樂(オーケストラ)の雜然たる響きと亂れ合つた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...相府直属の楽士が奏する勇壮な音楽などに陶酔して...
吉川英治 「三国志」
...魏軍の奏する楽の音や万歳の声が絶えまなく沸(わ)き立っている...
吉川英治 「三国志」
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