...本書の「意外な犯人」と「奇矯な着想」(の一部)はその両者から面白そうな部分を抜きだして随筆にしたものである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...昭和三十一年五月江戸川乱歩1 奇矯な着想昔の探偵小説家...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...列車消失イギリスのある有名な探偵作家は実に奇矯なことを考えた...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...コナン・ドイルはこの上をこす奇矯なトリックを案出した...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...これも別項「奇矯な着想」にしるしたのでここには省く...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...この奇矯な動機の説明に...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...夫人やこの証人の方の遠目を晦(くら)ます為にそんな奇矯な真似(まね)をしたのだとしても...
大阪圭吉 「花束の虫」
...その剣戟女優が太股(ふともも)もあらわに大見得を切っている一種奇矯な看板が出ている...
高見順 「如何なる星の下に」
...奇矯なる言動とを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その奇矯なる表現法を捨てて了った(あるいは...
中島敦 「鏡花氏の文章」
...大胆率直な内容と稍唐突奇矯な表現とを以て一世を驚倒させ毀誉相半ばしたものであるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その讀んだばかりの奇矯な英文がまだ頭の何處かに殘つてゐるやうな氣がしたので...
堀辰雄 「本のこと」
...なにかある鉱物か宝石と同じ名前の、奇矯な人間で、ここで碌々として暮しているのである……なおレアンデル博士のほかに、もう一人医者がいて、軽症の場合と絶望の患者とを受け持っている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...以前のような奇矯なまねをしないというだけで...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...海保帆平が奇矯なことを云いだしたので...
山本周五郎 「花も刀も」
...奇矯な動作しか知らない日陰の小動物だ...
吉川英治 「三国志」
...奇矯なる快男児でもない...
吉川英治 「三国志」
...高時という奇矯な子ひとりにあった...
吉川英治 「私本太平記」
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