...この病院は、難病や奇病に長けています...
...彼女は不治の奇病にかかっているらしい...
...奇病にかかった友人が治るようにと、神社にお祈りに行った...
...奇病に侵された患者の治療に専念する医師たちの姿が報じられた...
...患者の奇病が原因不明のまま、症状が悪化している...
...奇病がいくつも潜んでいるのだ...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...「いま大流行の奇病の病原菌もマラリアに似ているというじゃないですか...
海野十三 「蠅」
...あの奇病の流行した地区の幾何学的(きかがくてき)中心附近に必ず住んでいるに違いありません...
海野十三 「蠅」
...例の奇病が跡を絶ったのは云うまでもない...
海野十三 「蠅」
...何かしらえたいの知れぬ急性の奇病にとりつかれ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...この水を見るとおそろしくぶるぶる震えるという奇病があって...
太宰治 「新釈諸国噺」
...どうか式部の奇病をあわれに思召(おぼしめ)して...
太宰治 「新釈諸国噺」
...その処方通りにしたら数日にしてこの厄介な奇病もけろりと全快した...
寺田寅彦 「追憶の医師達」
...薬品や奇病に対する治療のことだ...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...無理やりに注ぎこんでも一向に酔ひもしないといふ奇病患者なのである...
牧野信一 「久保田万太郎」
...なんという奇病――業病(ごうびょう)――かと金吾の焦(じ)れる病(やまい)の謎をとくものは...
吉川英治 「江戸三国志」
...とにかく金吾の奇病というものも...
吉川英治 「江戸三国志」
...眠りつつ衰えてゆく奇病のために...
吉川英治 「江戸三国志」
...それをあのようになすっておいては、この統同様、奇病にかかって、身心ともにつかれ果て、いざ合戦の際にも、その全能力をふるい出すことができますまい」五統の言は、たしかに曹操の胸中の秘を射たものであった...
吉川英治 「三国志」
...ところが高時にはまま“おん物狂い”と人もいう得たいのしれぬ奇病がある...
吉川英治 「私本太平記」
...また俄に左の半身が萎(な)え痺(しび)れてくるような奇病にござりまして」「瘧(おこり)か」「さようかもしれませぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...そして鎌倉の焦土に“犬神憑(つ)き”という奇病が流行っていた頃のこととか...
吉川英治 「私本太平記」
...そしてこの奇病は「遣唐船(けんとうせん)が海の外から持って帰った“天龍寺風邪(かぜ)”だ」と世間はいった...
吉川英治 「私本太平記」
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