...夾竹桃は熟語です...
...玄関の夾竹桃(きょうちくとう)も僕が植えたのだ...
太宰治 「十五年間」
...・よいゆふべとなりゆくところがない青炎郎君にかへし夾竹桃...
種田山頭火 「行乞記」
...赤い夾竹桃はまことに南国の夏の花である...
種田山頭火 「行乞記」
...枇杷は野人だ(赤い夾竹桃と小粒の枇杷)...
種田山頭火 「行乞記」
...夾竹桃一枝頂戴した...
種田山頭火 「松山日記」
...濠の堤の夾竹桃の赤い花が風に揺れている...
外村繁 「日を愛しむ」
...高く伸びた夾竹桃の数本がある...
豊島与志雄 「聖女人像」
...重い曇り空から、細雨が粗らに落ちていて、木斛の葉も柳の葉も、夾竹桃の茂みも、しっとり濡れていたが、篠懸の葉下のベンチはまだ乾いていた...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...隣家の庭園夾竹桃の花燃るが如し...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...入口の夾竹桃の方へ歩き出した...
中島敦 「環礁」
...夾竹桃が紅い花を簇(むらが)らせてゐる家の前まで來た時...
中島敦 「環礁」
...向ふから先刻の夾竹桃の家の女が歩いて来た...
中島敦 「夾竹桃の家の女」
...あたしは庭境いの夾竹桃を指さしながら艶のある声でいった...
久生十蘭 「だいこん」
...モンテ・カルロの夾竹桃(ロリーエ・ローズ)の街路樹が真赤な花をつけているというのに...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...夾竹桃がいまを盛りに咲いてゐる...
堀辰雄 「CARTE POSTALE」
...あの夾竹桃の薄紅(うすあか)い花が目ざわりでいけない...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...もう柘榴の木なんか跡形もなく晩夏の夾竹桃が...
正岡容 「下町歳事記」
......
八木重吉 「秋の瞳」
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