...嘗て彼等が夷狄を以て遇したる平氏は...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...南蛮夷狄(いてき)と呼び来たったかが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...夷狄(いてき)の露西亜(ロシア)に勝ったのだ...
田中貢太郎 「春心」
...夷狄の新知識をわがものとせんとした英斷はよくわかるが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「千騎が一騎に相成共」夷狄打拂の大號令を天下に示せと云つた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...當時楚の國の如き夷狄の盛になつたものに對して膺懲の意を寓したものであるから...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...その文明国を夷狄視(いてきし)することの浅見より...
中里介山 「大菩薩峠」
...外国人は夷狄(いてき)であり...
蜷川新 「天皇」
...この時の航海のことは尾佐竹(おさたけ)氏の『夷狄(いてき)の国へ』の冒頭にくわしい...
服部之総 「咸臨丸その他」
...諸藩と共に攘夷を議するか没海五大藩を任じて夷狄(いてき)掃攘に当らせるか慶喜を将軍後見職に越前春岳(えちぜんしゅんがく)を政治総裁に任ずるか幕府は第三条を奉承したから...
服部之総 「尊攘戦略史」
...かえってその夷狄に窘(くる)しめらるるなどの始末は...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...夷狄どもが多勢ゐた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...「何を申も夷狄は迫り居り候へば...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「夷狄(いてき)を討つ……先生が仰しゃるのは……それは蒙昧(もうまい)の説だ」「おれは思う……まあ黙れ」「これだ...
山本周五郎 「新潮記」
...それが事実かどうかうかがいたいと存じます」「細説はあるが事実だ」「すると夷狄撃攘の論は...
山本周五郎 「新潮記」
...夷狄なんするものぞと高吟するような態度は...
山本周五郎 「新潮記」
...夷狄(いてき)はわが国土にいつ侵入して来るかわからない...
山本周五郎 「花も刀も」
...夷狄(いてき)と称する熱河の山東方面に隣するまで――旧袁紹治下の全土を完全に把握してしまった...
吉川英治 「三国志」
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