...北上して蝦夷地の繪鞆(室蘭)に入港投錨したのであつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「――夷情察し難く...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...新たに開港された蝦夷の箱館にも常住の通詞をおくらねばならなかつたし...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「多分尊王攘夷(そんのうじょうい)でしょうよ」聞えないように呟(つぶや)くのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...日蓮上人が東夷東条安房(あわ)の国とおっしゃいました...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...孝明天皇の攘夷の勅命を偽作した...
蜷川新 「天皇」
...本当に攘夷主義になったのか分りませぬが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...何故(なにゆえ)に以前藩に対してあれほど卑劣な男が後に至(いたっ)ては折角(せっかく)呉(く)れようと云う扶持方(ふちかた)をも一酷(いっこく)に辞退したか、辞退しなくっても世間に笑う者もないのに、打(うっ)て変(かわっ)た人物になって、この間まで丸で朝鮮人見たような奴が、恐ろしい権幕を以(もっ)て呉れる物を刎返(はねかえ)して、伯夷(はくい)、叔斉(しゅくせい)のような高潔の士人に変化(へんか)したとは、何と激変ではあるまいか...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...夷狄どもが多勢ゐた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...「見てまいれ」と邦夷は云った...
本庄陸男 「石狩川」
...だまって聞いていた邦夷は...
本庄陸男 「石狩川」
...「われらの行きつくトウベツの地と申すのは――」と邦夷は語りだした...
本庄陸男 「石狩川」
...其中時として蝦夷唐人島の事を嗹ず...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...蝦夷征伐、武士道の発達、鎌倉と京都の対抗、これ等を通じての歴史からが違っている...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...水戸といえばいま攘夷論の本陣として誰知らぬ者もない...
山本周五郎 「新潮記」
...外夷の来航による刺戟(しげき)もあるにはあるけれど...
山本周五郎 「新潮記」
...夷狄(いてき)はわが国土にいつ侵入して来るかわからない...
山本周五郎 「花も刀も」
便利!手書き漢字入力検索