...僕等は必ず失望するであらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...是れ失望の第一なり(失望するは失望者の無理か?)...
石橋忍月 「舞姫」
...明き屋買ひ占め事業も亦駄目かと失望する...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...したがって最初その効能を過重視する者は後にいたってかならず失望するをまぬがれぬ...
丘浅次郎 「民種改善学の実際価値」
...ときどきは失望する...
太宰治 「道化の華」
...誰でも親に死に別れると一時は失望するものだけれど...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...そしてそこに入つて行くものは必ず失望する...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...それは実体のない幻影であって失望する事ももちろん往々ある...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...やっぱり元の通の自分なので失望するばかりだと云って...
夏目漱石 「門」
...試験して見れば必ず失望するにきまってる事ですら...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...失望することが多い...
新渡戸稲造 「人格を認知せざる国民」
...純潔な恋を求めて失望するのが恐ろしく...
久生十蘭 「湖畔」
...きっと我々は失望するに違いない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...而してそれに失望するのは自分だけではない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...失望するわだったが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...またどれほど失望するかと時々そう思います...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...いきなりそういうと私が失望すると思っていらしたのでしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それらの人人の失望することは疑いないが...
横光利一 「夜の靴」
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