...一間の中央なる大水盤なり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...西向の壁の中央(ただなか)へ...
泉鏡花 「活人形」
...中央に白い十字架を浮かし...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...中央に戸外に開くドアあり...
林不忘 「安重根」
......
谷譲次 「踊る地平線」
...罎詰(びんづめ)や小間物などの山のように積まれてある中央の一段高い処に...
田山花袋 「一兵卒」
...木の香新しい浴室の中央へ地蔵様を据えつけると...
中里介山 「大菩薩峠」
...〔註一〕中央史壇の東洋美術号で赤堀又次郎氏はかく述べていられる...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...アルバムを置き忘れた場所を捜しに内陣の中央にはいってゆくと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...綱でひき起して筏の中央部へおしたてた...
久生十蘭 「ノア」
...中央委員によって我々は一つの機械に組み立てられて...
平林初之輔 「鉄の規律」
...学問社会の中央局と定めて...
福沢諭吉 「学問の独立」
...何物かが中央となるのでなければ環境なるものもあり得ない...
三木清 「歴史哲學」
...中央の柱に「プリュッシュ」を被(おお)える「ゾファ」を据(す)えつけ...
森鴎外 「舞姫」
...中央に集められていた全国の地名調数千冊は...
柳田國男 「地名の研究」
...かつて中央日本の温和の地に定着して...
柳田国男 「雪国の春」
...城内は中央の十字街を中心にして東西南北の四つの大通りが分れ...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...それは、中央に栄華して、歌をよみ、恋に暮し、政(まつり)の大計は何もなく、ただ地方の百姓や家族へ、米や絹の租税の催促ばかり知っていた藤原氏自身が、ついに醸(かも)したものだった...
吉川英治 「源頼朝」
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