...交換手をしている娘の案内で見に行った東京中央電話局の建物を思いうかべていた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...(圖中央を見よ)一...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...島の中央にタロ芋田が整然と作られ...
中島敦 「環礁」
...中央の山陵は杉の木が一杯に掩うて蔚然と小山のやうである...
長塚節 「松蟲草」
...シュメール人はたぶん中央アジア出身だったのであろう...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...ハイドンをしてウィーンの中央楽壇に遠ざからしめたが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...島の中央には、九州地方第一の高山、宮の浦岳、一九三五米(メートル)が聳(そび)える...
林芙美子 「浮雲」
...部屋の中央にはサモワールがしゅうしゅういいながらさかんに湯気を吹き出していた...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...やがて盆地の水々を集めて西の壁である中央山脈につき当った...
本庄陸男 「石狩川」
...どうしてこの様に飛ぶかと言うとその種子の駢んでいる殻片中央の部分が縦に小溝を成して居り...
牧野富太郎 「植物記」
...大正元年十月の中央公論に「興津彌五右衛門の遺書」が載せられたのが第一作であった...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...『中央公論』の嶋中社長が二十万円出し...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...中央公論のと小南著とを合して使った方がよさそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...他の事項と共に中央気象台その他の気象官署及び水路部によって調査されたが...
武者金吉 「地震なまず」
...まず中央部以西に多かったので...
柳田國男 「名字の話」
...中央の歴史と交渉のないものでは...
柳田国男 「雪国の春」
...清浄(せいじょう)な砂(すな)をしきつめて塵(ちり)もとめない試合場(しあいじょう)の中央(ちゅうおう)に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...これらの大臣大連は西方文化との接触と中央集権の努力とをその活動の枢軸としている...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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