...自分は夭死(ようし)するのだなと思った事はあったが...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...まだ中学生の時代に夭死(ようし)した...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...その後咽喉病に犯されたために夭死した...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...倅(せがれ)が夭死(ようし)して...
徳永直 「戦争雑記」
...若くして夭折(ようせつ)する...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...兄を夭(よう)せしめ...
中島敦 「妖氛録」
...万一病気に罹(かか)って一歳何(なん)が月(げつ)で夭折(ようせつ)するような事があっては天下の蒼生(そうせい)に対して申し訳がない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...梶井君の夭折がまたつくづくと惜しまれる...
萩原朔太郎 「本質的な文學者」
...詩歌の發生もまたあらゆる神に似た夭折者たちを哭し...
堀辰雄 「伊勢物語など」
...その少女は夭折した...
堀辰雄 「四葉の苜蓿」
...正月二日に蘭軒の二女が生れて、八日に夭した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...夭折した長女は天津(てつ)で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...正弘の世を去つた丁巳六月十七日より柏軒の奥詰を拝した己未八月廿二日に至る間に夭した人は戊午六月五日に亡くなつた正寧の女操子(さうこ)四歳...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...三十三年二月四日磐の第三子玄隆(げんりう)が生れて夭した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...夭折(ようせつ)というのをやっていたかも知れない...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...その夭折(わかじに)の病源をたずね...
吉川英治 「江戸三国志」
...夭折といつていゝ...
吉川英治 「折々の記」
...在位わずか五年で夭折(ようせつ)され...
吉川英治 「私本太平記」
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