...僕よりも一と足さきであつた中年の夫婦づれは...
岩野泡鳴 「鹽原日記」
...夫婦づれで編笠(あみがさ)をかぶって脚絆(きゃはん)をつけて歩いて行くホウカイ節(ぶし)...
田山花袋 「田舎教師」
...それは年寄りの夫婦づれで...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...それから夫婦づれで一週間以内の旅行をした事も...
夏目漱石 「こころ」
...本阿彌(ほんあみ)が夫婦づれで來ても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...本阿弥(ほんあみ)が夫婦づれで来ても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...銭形平次が夫婦づれで――なんてえのは気になるぜ」平次は白い額を挙げて苦笑しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...石川五右衞門が夫婦づれで來たつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若い夫婦づれや、學生の一組や、子供をつれた母親やが、あちこちの卓に坐つて、彼等自身の家庭のことや、生活のことやを話して居た...
萩原朔太郎 「宿命」
...特別に私の心をひいた一組の若い夫婦づれがあった...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...いつも寂しさうに見える無口なロシア人の夫婦づれが一組と...
堀辰雄 「エトランジェ」
...商人風の夫婦づれと...
堀辰雄 「辛夷の花」
...僕は隣りの夫婦づれの低い話声を耳に挿さんだ...
堀辰雄 「辛夷の花」
...商人風の夫婦づれと...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...このへんのものらしい中年の夫婦づれで...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...むこう側の明るい書店に白線入りの制帽をかぶった数人の学生の姿が見えたり露店の花屋の前でむき出しの電燈に顔を近々と照らされながら並んで佇んで何か云っている夫婦づれの姿も見える...
「海流」
...夫婦づれで海岸から村の中を散歩してまわった...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...夫婦づれの画家や姉妹を伴(つ)れた詩人達も居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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