...南昌の人に李太虚(りたいきよ)と言ふものあり...
芥川龍之介 「八宝飯」
...一日太虚の病を訪ふ...
芥川龍之介 「八宝飯」
...太虚自ら言ふ、「病んで将(まさ)に起(た)たざらんとす」と...
芥川龍之介 「八宝飯」
...太虚怒る...
芥川龍之介 「八宝飯」
...この劇は太虚及び芝麓(ろうしろく)賊に降り...
芥川龍之介 「八宝飯」
...太虚この劇の流行を聞き...
芥川龍之介 「八宝飯」
...北海に愚魚ありその名をほっけという肉は白きこと雪片を欺(あざむ)き味はうすきこと太虚(たいきょ)に似たり一片の三石(みついし)の昆布一滴のうすくちの醤油(しょうゆ)真白なる豆腐にわずかなる緑を加うくつくつと貝鍋は煮え夜は更けて味いよいよ新たなりまだ子供たちが幼かった頃...
中谷宇吉郎 「貝鍋の歌」
...同じ部に枇杷(びわ)の木に夏の日永き田舎かな太虚(たいきょ)とある...
正岡子規 「病牀六尺」
...ついに太虚に入りて晴天と為る」...
南方熊楠 「十二支考」
...太虚(ダス、アプゾルウテ)の無意識中より意識界に取り繼がれずして生れたる造化と、おなじ無意識中より作者(シエクスピイヤ)の意識界を經て生れ出でし詩(戲曲)と相似たるに何の不思議かあらむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...眞如といひ、太虚といひ、玄といひ、無といひ、靜といひ、空といひ、一といひ、絶對といひ、質といひ、絶對我といひ、絶對主客兩觀といひ、絶對理想といひ、意志といひ、無意識といふ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...太虚寺という禅寺(ぜんでら)へ預けた...
山本周五郎 「百足ちがい」
...そこで太虚寺の雪海和尚を訊(たず)ねて...
山本周五郎 「百足ちがい」
...太虚寺の和尚は死んだかね」又四郎は少しばかり失望的な感じをうけた...
山本周五郎 「百足ちがい」
...又四郎は帰国して初めて太虚寺へいった...
山本周五郎 「百足ちがい」
...心は太虚(たいきょ)に似...
吉川英治 「黒田如水」
...あおい太虚(たいきょ)をしずかに舞(ま)いめぐっているとしか見えないのだが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...太虚(たいきょ)のうちにも...
吉川英治 「新書太閤記」
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