...太平楽な生活を送りたい...
...彼女は太平楽な性格だ...
...最近は、病気や貧困、自然災害などが少なく、太平楽な時代だと言われている...
...太平楽に過ごす秘訣は、心を穏やかに保つことだ...
...太平楽な日々が続くことを願っている...
...太平楽ばかり唱えている...
芥川龍之介 「長江游記」
...たった一時(ひととき)でも善人になってぼうとした処だったから掴まったんで、盗人心(ぬすっとごころ)を持った時なら、浅草橋の欄干(てすり)を蹈(ふ)んで、富貴竈(ふうきかまど)の屋根へ飛んでも、旦那方の手に合うんじゃないと、太平楽を並べた...
泉鏡花 「婦系図」
...なにしろ独立の商人でお客様の外は頭を下げずに太平楽を云つて...
内田魯庵 「貧書生」
...とんでもない失策を演じながら当人はそれと気がつかずに太平楽な顔をしているのも...
寺田寅彦 「涼味数題」
...また勝手な太平楽を並べている...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
......
永井荷風 「桑中喜語」
...太平楽(たいへいらく)を並べている最中でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日この通りの太平楽という廻り合わせなんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...うちにいて親父(おやじ)の古洋服でも着て太平楽を並べている方が好いかも知れない...
夏目漱石 「虞美人草」
...一人の老紳士が太平楽を極(き)めて居ります...
野村胡堂 「古銭の謎」
...こう新造(しんぞ)に騒がれるのも満更(まんざら)悪い心持じゃないだろう」お町は柱にもたれて太平楽を言っております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...不思議や今まで文三を男臭いとも思わず太平楽を並べ大風呂敷を拡(ひろ)げていたお勢が...
二葉亭四迷 「浮雲」
...」「はつはつは――云ふことがなければ太平楽ぢやないか...
牧野信一 「裸虫抄」
...「老先生の話を聞くと太平楽は云われんのう」「ほんなこと...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...あらん限りの太平楽を並べて瞬く間に残金を成仏させて帰った...
夢野久作 「近世快人伝」
...太平楽の並べ合いをする「男女同権」の意味からでなく...
夢野久作 「鼻の表現」
...だが、庶民は依然、太平楽だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...“太平楽”という言葉がある...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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